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蕎麦打ち日記ボタン 2005年8月分

多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。


1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、こちらです。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。

店名の前に「*」印のあるものは、蕎麦好き読者からの投稿情報です
 


●新着そば情報:お知らせいただいたものをご紹介させていただきます。
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●2005年9月2日

塩尻・丸泉

長野県塩尻市洗馬775-2
TEL:0263-52-2909 FAX:0263-53-9003
営業時間:11:30-売り切れ(14-15)時  休み:月+第4火曜日




メニュ、十割そば、せいろ
   
 富山からの帰りに塩尻の丸泉によった。車が4,5台並んでいたが、名古屋、多摩……など遠方からの人も多いようだ。到着した時間は13:15.店じまいと言う。予想以上に客が来て、用意したそばがなくなるとのこと。私たちの前に入ったお客さんの注文する量によって、あるかもしれないと言うので、しばらく待ったところで、2人ならと……OKがでた。最近のそば屋さんはなかなか難しい。売り切れじまいとはいえ、1時に閉めて客を断るのは、お店にとっても残念でしょうが、客にはあまりいい気持ちではないですね。遠くから来た客の場合は……どこから来ようとお店の知ったことではないが……憤懣やる方ない気分になりますねえ。
  十割そば(1,650円)ととろろそば(1,300円)をいただいた。ちなみにせいろは1,000円。汁は薄めで、出汁は昆布が強く……というよりもカツオの香りが薄いので昆布が感じられると言うこと……非常に控えめな汁だ。薄めの汁なのでせいろ用には焼き味噌がつく。汁に入れて濃さを調節するようになっているが、味噌を入れると味噌の強さが前面に出て、私はあまり好きではない。
  そばは、悪くないが、upの写真でも見えるように水切りが十分でなく、残り少ない状態になると、そばが水の中で泳いでいる状態になる。昨年の不作によるものか、かおり、こしともにもう一つ。このお店は、”そばは一級”とかつて書いた記憶があるが、あのときのそばをもう一度食べてみたい。
      


●2005年9月1日

越中八尾の蕎麦屋

富山県八尾町
TEL&FAX:
営業時間:  休み:   




たけのこ、せいろ、風の屋のかけ
   
 2,3年前に八尾のおわら風の盆に出かけた。その際に、街中のそば屋さんに入り損ねたので、ぜひ一度入ってみたいと気になっていた。古い町のいかにも古いたたずまいのそば屋さん……香りの強い手打の田舎そば……を食べさせてくれそうな気がしたのだ。
  そこで、仕事で富山に出かけたついでに、一夕、おわら風の盆に出かけ、そば屋さんに寄ってみた。各町内の踊りを追って街中の2軒のそば屋さんに寄ったが、惨敗であった。手打そばを5分ほどもゆでたような、伸びたそばだった。よく考えれば分かるのだが、思い込みが強すぎるのですね。帰ってきて調べたら、八尾の手打そばはコシが強くて……をあった。何軒かいいお店はあるようだが、やはり事前にキチンと調べることが必要ですね。
  八尾の町は「おわら風の盆」にあわせてリズムが刻まれているところがあって、町の人たちもこの祭りに真摯に対応している。缶ビールなども、プロが経営する出店屋台では400円するところを街が経営する店では250円で販売する。あらゆるところで、こうした態度が出ていてその姿勢が非常に素晴らしいのだ。そんななかで、「八尾名物手打そば」(せいろ・かけともに600円)……と書かれたお店で食べさせられるこのそばだけは残念である。
      


●2005年8月1日

蕎麦いづも

富山県富山市豊城町6-15
TEL&FAX:076-437-5300
営業時間:11:30-15:00、17:30-21:00  休み:毎週月曜




せいろ、]山かけ、天ぬき、前景、製粉装置
   
 富山の街中を車で走っていたら、手打そばの看板が見えた。ちょうど昼飯時だったので、条件反射的に矢印の方向に曲がったら、もう一つ看板が見えた。走っていくと、1軒目のお店があったが、ラーメン……もメニュにある。そのままむしして通り過ぎると、やがてこのお店がみえた。どうやら正当なそばやさんらしいので、そこで下車。昼は11:30−15:00と書かれてあり、時計を見たら既に15:05。よろしいでしょうかと聞くとどうぞ、といわれたので、お店に入らせていただいた。
  入り口横には製粉室があり、石臼が回っている。そのほか、保存庫や分粒装置などがおかれている。どうやら自家製粉のお店のようだ。いただいたのはビールに酒(満寿泉)、天ぬき、とろろ+小エビ小天じ丼、せいろそば。天抜きがメニュにあるのは珍しくうれしくなっていただいた。なかなかいいが、つゆが専用の薄めのものでちょっと残念。私はかけそば用の濃い目の汁で食べたかったが、それでも美味しかった。もともと富山のそばは関西風の昆布を出汁にした薄めの味付けが主流のようである。そばは、どうやら機械打ちのようだ。自家製粉するなら手打にして欲しいところだが……。
      


●2005年8月30日

山と渓谷

長野県長野市大字南長野北石堂町1403-2
TEL: 026-228-8939
営業時間:  休み:毎週月曜




メニュ、天ぷらそば、せいろ
   
 車で6時頃に出たたために、長野に着いたのは夜10時過ぎ。とりあえず宿を取って、夕食をとりに出かけたが、この時間ではそば屋さんは閉まっている。通りをぶらぶらお店を探しながら歩いていたら、手打そばの字が。見ると喫茶店である。再度見直したても、やはり手打そばの字が見える。ま、だまされたと思って……と入ってみたら。中は喫茶店。そばはありますか? と聞いたら、なんと横に蕎麦打ち場が見える……。ということでなんともおかしなお店に入った。ご主人に、「ここは何屋さんですか?」と聞いたら、もともと蕎麦屋だったんですよ、とのことで蕎麦打ち場を示され、なるほどと納得したが、何を納得したのかは、自分でもよくわからぬ。私もこういう理解を超えたおかしさは、気分としてよく分かりますので……。
  いただいたのは、湯豆腐に漬物、せいろに天ぷらそば。ご主人と政治談議などをしながらいただいたが、もともとは、昭和21年創業のそば屋さんとか。場所柄そば屋さんの業界も競争が激しく、ご本人の代になって喫茶店兼スナックに転業。名前もどこかの雑誌にありそうな「山と渓谷」と代えたとか。
  入り口横の小さな扉を開けると、そば打ちばがあり、夜はボンゴをたたいてカラオケにも変身する。料理も、スナック用のピザなどもある。なんともユニークなお店である。そばの味については、ここでは言及しません。あ、八尾と比べると雲泥でいいです。       


●2005年8月29日

日野館

東京都日野市神明町3-1-10
TEL&FAX:042-584-7824
営業時間:  休み:毎週月曜




日野館
   
 以前は、甲州街道沿いの日野本町の旧佐藤家の天然理心流の道場を使用していた日野館が、移転して神明町に移ったと聞いていた。しばらく行っていなかったが、日野に出かける用事があったので終わった後の昼の時間に寄ってみた。日盛りを歩いて10分……汗をかきかきたどり着いたら「月曜日定休」だった。休みかな?とも思ったが、首都圏の蕎麦屋の休みは水か木、月曜日に休まない……という中途はあんぱな思い込みがあって確認することを怠ったツケである。ま、しかたがないやね。
      


●2005年8月22日

東莞(東莞会展国際大酒店)

中国広東省・東莞市
TEL&FAX: 
営業時間:  休み:  




東莞……でいただいた料理
   
 東莞会展国際大酒店の中華料理のレストランでの食事。
  今回の出張で東莞・広州のわずか4日の間に口に入ったたべものは、60を超えた。朝食はこの中に入っていないから、朝に食べた麺や粥を入れたら、5,6品は増える。昼食・夕食の2回×4日8回の食事である。アキレタと言う以外にない。日本で食べられる中華料理で一番多いのが広東料理とのことで、最も日本人になじみがある味と言うことだが、それにしても、どれも美味しかった。食は広州にありと言うそうだが、奥が深い。
  前回は、絶品の鴨の脳みそをいただいたが、今回は鶏の脳みそ……をいただいた。これも美味しかった。ハトもいただいた。広東料理の地元の家庭料理もあった。
  今回は、食べたものが多すぎて、報告する気になれないほど。どれも美味しかった。

 最後の2つは、ホテルのレストランには置いていないというので、わざわざ買いに行かせて持ち込んだワイン。ボルドーはポーヤック村の銘醸ワインChateau Lafite Rothschiljd2002とCarrudes de Lafite1995。時価ン万円と言う超高級なワインである。最近は中国もワインブームで、紅酎といえば紹興酒と思っていたが、今では赤ワインだと言う。それにしても中国で特級のクラレットを味わうなどと言うことがあろうとは思わなかった。赤ワインが意外と広東料理に合うことも発見した。広東料理の濃厚さが、ボディのあるワインなら合うのかもしれない。



●2005年8月23日

広州(広州酒家、陶陶居、翠竹林農家菜館ほか)

中国・広東省広州市・東莞市
TEL&FAX: 
営業時間:  休み:  



広州……でいただいた料理
   
   <広州酒家>広州の名門、広州酒家の料理。ここでは料理もさることながら、白酎とビールをかなり飲んだ


<翠竹林農家菜館>
ここは黎三榮さんに連れて行ったいただいた南海市のお店。昔ながらの広東の家庭料理といううたい文句だが、美味しかった。

 この最後の2つの写真は、鶏の油とそれをかけたご飯である。蒸されたご飯の上に小皿に入れられた鶏の油が乗せられてくる。油に醤油を少し入れてかき混ぜご飯にかける。これを食べると、なんと[卵かけご飯]の味なのである。

<陶等居>
  最終日にいただいた、広州の陶陶居……は、飲茶だったが、7人でビールを散々飲んで飲茶を食べて、料金がなんと231.8元(3250円!)、1人わずか500円である。

      


●2005年8月10日

笊(ざる)蕎麦 三つ割り菊

〒410-2113 静岡県伊豆の国市中1614番地の4
TEL&FAX:055-944-1900
営業時間:11:00-15:00  休み:毎週月曜・火曜


HP:http://www.mitsuwarigiku.com  予約E-Mail:kaneko@mitsuwarigiku.com



焼き味噌と塩豆、箸の焼印、茶碗の底の模様は全部違う(これは蕎麦の花)、せいろ、<下段>田舎そばとそのup
   
 仕事で伊豆の函南に出かけた。昼食に三つ割り菊さんでそばをと思ったが、間に合わなかったので仕事が終わった午後3時、電話を入れて、食べさせていただいたことにした。お店は3時から中休みなのに、快く「お待ちしています」……とおっしゃっていただいてた。ここは以前は田方郡……だったが平成の大合併で伊豆長岡、韮山……などが合併して「伊豆の国市」となり、住所表記も上のように変わった。
  突き出しの塩豆とオーダーした焼き味噌でビールとお酒をやり、翁高橋さんを彷彿とさせる、せいろと田舎そば……をいただいてきた。 蕎麦をオーダーしてから、酒をオーダーしたので、少し順序が逆になり、せいろが少しのびてしまったかな……と反省しているが、それでも、田舎そばはしっかりしたそばで香りもよく、久しぶりで美味しいそばをいただきました。美味しいそばをいただくと、幸せな気分になりますね。
      


●2005年8月4日

上野藪そば

東京都台東区上野6-9-16
TEL&FAX:03-3831-4728
営業時間:11:30-20:30  休み:毎週水曜





ビールと焼き海苔、せいろそば、<下段>蕎麦湯用の湯桶と募集チラシ
   
 つくばに出かける際に、前の予定が少し早めに終わった。昼時でもあったので、上野駅まで行き、上野藪そばに向かった。ここは鵜飼良平さんのお店である。いまや鵜飼さんは、蕎麦屋の顔。蕎麦打ちの普及に全国を飛び回っている忙しい方である。もともと連雀町の藪蕎麦から独立して明治時代にできたお店とかで、狭いが人気店である。午後から筑波に出かけて仕事があるというのに、ついビールを頼んでしまった。30度を越える暑さに汗をかきながら移動中となると、冷たいビールは欠かせない。
  蕎麦ミソをなめながら飲んでいたが、ビールがなくなる直前になって焼き海苔が出てきた、酒と肴のタイミングが合わない。そこで、お酒をつい頼んでしまった。いい気分で飲んでいたら、お酒はなくなったが、今度は焼き海苔が余ってしまった。で、仕方なくもう1杯お酒を注文し……といきそうだったが、ここはじっとがまん。はじめてのお店だと、オーダーから出てくるまでのタイミングが分からないので、こういうことがよくおこる。蕎麦味噌と焼き海苔でビール1本にお酒を1合……この程度なら、ま、いっか。

  蕎麦は、いわゆる江戸そばとでもいうもので、手打ちなのだが機械打ち風に仕上がっている独特のものだ。それは、藪系の老舗に共通したそばだ。どのように表現したらよいか迷うが、手打ち蕎麦のアンバランス・不均一な仕上がりではない、機械で作業をしたかのように、きわめて均一に打たれた蕎麦……とでも表現しようか。小さめの四角いせいろうに盛られてくるが、量はまあまあ、少ないというほどではない。これで、683円というのは、良心的と言っていいだろう。

  汁は江戸流である。辛めで濃い目だが、ここの汁は少し甘めである。この汁ならば、下4分の1をつければいい。それ以上つけてしまうと、辛すぎてとても食えない。この汁とそばならば、大根も何も要らぬ。蕎麦と汁で黄金の組み合わせだ。
  最後の2つは、アカ(黄銅)の湯桶。なかなか重みがあってこれはこれでいい。最後のものは、店の外に張られていた見習い募集のちらし。うーん、申し込もうかな……と一瞬思ってしまった。自分で蕎麦屋をやるのはイヤだが、鵜飼さんのお店なら弟子入りして、使い走りからしてみたい気もする。もっともこんな年寄り雇ってくれないな。誰かいきませんか?       



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