2004年9
月分
多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。
1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、
こちら
です。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。
店名の前に「*」印のあるものは、蕎麦好き読者からの投稿情報です
●新着そば情報:
お知らせいただいたものをご紹介させていただきます。
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★19日(日)
新そばを食べる会
場所:足利市織姫神社内おりひめ会館
北海道産の粉を使い、新そばの香りを一足早く味わう会です。
お誘いあわせの上お出かけください。
・10時00分〜14時30分
・一人前 おせいろ 500円 ・お土産 二人前(つゆ付き) 1,000円
主催:蕎遊庵(http://www.kyouyuan.com/)、問合せ:0284-21-6818(アラビカ内)
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●2004年9月30日
戸隠行ってきました。
戸隠:飯綱のドライブイン、大久保茶屋、うずらや、岩戸や、山笑、藤岡(黒姫)、大善、藤木庵(長野)
●梶谷さんの、第2報です。戸隠の蕎麦三昧の旅ですが、楽しそうで、すごいです。こういう報告をいただくと、私も行きたくなります。おいしい蕎麦が食べたい!
9月19−20日、戸隠、長野へ行ってきました。計8軒の蕎麦屋に行きました。
行ったところは、
1.飯綱のドライブイン:湖の近く、10割蕎麦の標識があったから入ったら、もう10割は終わったといわれ10割が食べたくってはいってきたのにと少し残念そうな顔をしたら”時間がかかっても良いなら今から打ちます”といってくれたので打ち立てを食べる事が出来ました。
2.その前に大久保茶屋に行き、戸隠蕎麦とは通常二八蕎麦である事を知り、それなりにおいしかったのですがどうしても10割を食べたくなり引き返してそのドライブインに行ったのです。ですからそこではどうしても10割が食べたかったのです。大久保は私の感想はつるつるしていて腰があり、讃岐うどんみたいでそれなりにおいしかったのですが求めているそばではありませんでした。昔、そばしか食べれなかった(作れなかった)土地で、あの食感を作れる職人技はすごいものでしたのでしょう。
しかし、今の時代においては蕎麦のぼそぼそ感こそうどんには出せない蕎麦好きにはたまらない、特に関西はうどん文化がある上でそばが定着するにはそばしか出せない食感が良いのです。
3.次に訪れたのは中社となりの「うずらや」で、もうおなかは張っていたのですが夫はえらくおいしいと喜んでいました。私はおいしいと思いましたが、帰り際に他のお客さんに出すためにまかないサンが持っていった蕎麦掻がとってもおいしそうで、食べたかった。蕎麦掻はまあるく、少しぼそぼそ、粗碾きのような感じの蕎麦掻の周りに葛がひたっていました。値段も高いのですが(1200円くらい)蕎麦掻は10割ですし(蕎麦は二八でした、戸隠蕎麦なので。)頼みたかった、、、。もしいかれるのでしたら、中社辺りでは、うずらやの方をお勧めします。
4.それで次に行った岩戸やで(これがよるご飯になりますので)てんぷらと蕎麦掻、ざるそば、お酒を頼みましたがそこも蕎麦掻は丸くも無く町でよく見る蕎麦掻。。。
この店に行く頃にはもうおなかが張って仕方ない状態でしたので、店には悪いのですが残してしまいました。不味くはないのですが、おなかが張っているときでさえ美味い、と思えるほどではありませんでした。
5.で、次の日、教えていただいた藤岡に行きました。やはりすごい人、旅館の女将も藤岡のことは知っていて、 戸隠で修行されたらしいです。でもそばは十割、注文を聞いてから打つのでそばが口に入るまで1時間かかりました。教えていただいたとうり、総入れ替えで、満席。4人席でしたから相席になり、長野のそば好きのご夫婦と蕎麦屋の話しをしながら野菜の前菜を頂きました。奥さんは何回か藤岡にきているらしく、定休日が水木連休になったことや、毎回野菜料理も替わっていることなど、伺いました。4種類の惣菜でしたが、全て違う味付けにしてあり、おいしかったです。そばも待った甲斐があったという感じ、おいしいです。蕎麦掻は丹波のろあんのに似ていましたが、私は注文していませんから味は解りません。ふわっとしているらしいです(ろあんのもそうです)
藤岡を教えていただいて有難う御座いますあそこに行かなかったらぜんぜん違っていた旅でした。
6.満足して、次は、昨日中社にいたる前に発見していた「山笑」へ。10割とかいてあったので。しかし、解りました。10割りだからと言っておいしいわけではない、と。山笑はおいしかったのですが、山葵は白いもので、なんだかからみ大根見たいな感じ(もしかしたらそうだったのかも)。山葵が別売りでメニューにありましたから。
7.長野では大善という粗碾き、フト麺の店を藤岡で相席になった夫婦から教わり行きましたが、そこで発見、フトけりゃいいっというものではないのだな、、と言う事。確かに黒くて太い麺でしたが、しかも500円大森700円という安さで10割はすごいです。量も多いし。近くで働いていたら毎日食べにきますよ。更科もあり、全て10割です。
8.最後に藤木庵という老舗に行きました。そこは各メニューに10割、粗碾き、二八と選べるのが嬉しい。10割のセイロと粗碾きのセイロを頼み食べ比べました、はじめは口当たりが荒々しい粗碾きに舌が興味を示すのですが、だんだん、10割のそばの甘さを感じるようになり、やはり10割だな、、、。っという感想。
●2004年9月30日
おいしいそばやを探してイン名古屋
ろあん(丹波篠山)、よしかわ(伊丹)、なかじん(京都)、春風荘、和喜庵、丁字屋、松寿庵(名古屋)
胡蝶庵、吉照庵(岐阜)、平甚(郡上八幡)
●梶谷さんとおっしゃる、重症の蕎麦好き病患者さんからのメールをいただきました。
読むと、私もそのうちに関西圏に行かねば……と思います。
初めまして、私はこの春から夫の転勤に伴い大阪から名古屋にやってきました。
京都の大学、実家は兵庫と近畿圏で成長してきたので京都、兵庫、大阪のそばを食べ歩いておりました。
丹波篠山のろあんや伊丹のよしかわ、京都のなかじん、、、。今度は絶対あつよしに行こうと言っていたら急に転勤で、名古屋は少し関東に近くなるからさぞかし多くのおいしい蕎麦屋があるのでは、、、とはりきってきたのですが、、、。
今まで梶さんのご紹介により春風荘、和喜庵と行きました。昼夜蕎麦も行きました。丁字屋さんは探しに行ったのですが(本店は商店街のなかですよね???)見つけられなかった。松寿庵も前を通りましたが、ちょうどお昼休みかシャッターが閉まっておりまして近いので、またの機会に。
岐阜の方にも足を伸ばし、胡蝶庵というところが趣のある店構えでよかったです。もしまだ行かれていないのでしたらお勧めします。ろあん的な感じがありました。(わかりますか???)
日光町3−26
058−232−6776月曜休み
郡上八幡の平甚にも行きましたが、私は込み合いながらせせこましく食べるのが何につけても嫌いなので、あまりに混んでいて早く食べ終わらないといけないという状態が好きでありません。それだけ人気でおいしいということなのですが、、、。
店員さんも、てんてこ舞いで忘れっぽかったので、いらいらしてしまいました、でも蕎麦はおいしいですね。好みを言うともっと粗挽きのフト麺が好きです。
どこか名古屋近辺でご存じないでしょうか?
だしがやはり私にとっては(関西人なので)名古屋にしても岐阜にしても辛い。。麺は本当に、つけるだけ、にしないとえらい事ですね。それから春風荘ですが、梶さんのサイトでは山葵が出ないと言う事でしたが薬味が増えたのか、ちゃんと本山葵が付いていましたよ。鼻が汗をかいてしまうほど辛い大根おろしと七味と共に。今度は吉照庵に行きたいです。
しかしろあんのような格好良くておいしい、いろんな引き方で蕎麦の食感を感じさせてくれるところ名古屋にも欲しいです。多分春風荘もコースを頼めばもう少しいろんな蕎麦が楽しめるのでしょうが、コースにすると山菜とか天麩羅とかがついてくるだけで、蕎麦はかわらないところが多いから、、、。
●2004年9月22日
小川屋
相模原市上鶴間
TEL/fax
営業時間 11:30〜20:00 休み:月曜
板わさ、酒、野菜天ぷら、磯きりせいろ、<下段は>カツ丼セットとかけそば
町田に出たので、裏の小川屋さんに行った。珍しく磯きり蕎麦があったのでいただいた。これはこれでなるほど……だが、やはり蕎麦は香りがあるほうがいい。磯きり蕎麦は、のりをかけたせいろ蕎麦……通称ざるそば……があるくらいだから、むしろ並蕎麦に海苔を混ぜたほうがおいしいかもしれない……と思うのだが、どうだろうか。今度やってみよう。
ここでは、カツ丼、玉丼、天丼……とのセットが人気のようで、これを注文されるお客さんが多いようだ。カツ丼についてくる、かけそばもいただいたが、これも悪くない。それにしても、かけそば付きのカツ丼セットに味噌汁がついているというのはどういうのだろうか?
●2004年9月14日
石碾屋
秋田県本荘市出戸町給人町 20-8
TEL/fax 0184-22-5058
営業時間 11:00〜14:00 (夜18:00-20:00は予約) 休み:水・木曜日
石碾屋さんの石臼碾き粗碾き粉のせいろとかけ
秋田の石碾屋さんから、北海道産の試食用の新そば粉を少し送っていただいた。手元に蕎麦打ち道具が全くなかったので、家庭にある大き目のボールを使い、普通のまな板を使い……蕎麦を打った。なかなか打ちやすい粉で、計量の道具もなかったのでおよその見当で400-450グラムほどを打った。加水量は軽量カップで、約210g、もともとのそば粉の量が分からないので何ともいえないが、こんなところか? いつもの石碾屋さんの粗碾き粉と違ってこれは非常におとなしい。つまり、あまり大きな粒がないのだ。
打ち粉もないので、そば粉を打ち粉に使う。直径25センチほどのボールで水回しも不自由だが、致し方ない。こんなボールでも、水回しをすると香りが充満、久しぶりでいい香りをかいだ。のし、切りもいつもに比べると道具がない分だけ雑だった気がするが、蕎麦になるのだから打ちやすいということだろう。キッチンペーパーの存在も分からないので、新聞を敷いてその上に蕎麦を置く。新聞紙はなかなか使い出があるのだ。
早速ゆでたが、これがなかなかいい。香りもあり、粗挽きらしい荒々しさは影を潜めて、非常に優しい蕎麦である。粗碾き独特ののど越しがたまらない。約200gをゆでたので、残りの50グラムほどを”かけそば”にしてみるが、これも悪くない。粗碾き粉はかけそばはダメ……ということになっているが、今回は粉がそれほど粗碾きではなく、優しいので、汁を醤油は色付けくらいにしてむしろ塩味をベースにしたかけ汁にしたのだが、これが正解だったのかもしれない。この”塩味ベースのかけそば”は、病み付きになりそうだ。
蕎麦で遊んでいたら聞きつけた愚息が降りてきて、食べさせろという。粗碾き粉の蕎麦は初体験のようで、うまい、うまいと200gをまたたく間にたいらげ、蕎麦湯もうまいうまい……とのみほした。
●2004年9月4日
手打ち蕎麦・うどん<大江>
神奈川県足柄下郡湯河原町土肥4-2-12
TEL/fax 0465-63-1544
営業時間 11:30〜20:00 休み:火曜、第3水曜
砂肝、板わさ、せいろ、up
湯河原で会合があったので、早めに行って友人と蕎麦を食べた。というよりも、久しぶりに会ったので酒を飲んだ……という方が正しいかもしれない。わたしは冷酒というものが好きではないので、ほとんど冷酒は飲まない。常温党である。だからビールもあまり冷えたのは好みではない。冷やすと味や香りを消す。だからそばも、あまり冷えたのが出てくると、”すいませーん!このそば凍っているのでちょっとお湯をかけていただけますかあ!”……とオーダーしたくなるが、やったことはない。
行った先は、大江である。JR湯河原駅周辺には、歩いて5分ほどの距離に何軒かの手打蕎麦屋さんがある。「きょう」、「安楽」という2軒には、入ったので、今回は、友人がこの大江に案内してくれた。もう一軒、駅前通りに「古代そば」というお店があるのだが、そこには入っていない。ちょっと引ける店構えなのだ。大江の場所は、湯河原駅の改札口を出て、ロータリーを突っ切ってそのまま前に下りて(駅前の道路から向こうは、2階分くらいの段差があるので、最近エレベーターが設置された)まっすぐ行くと、ちょっと広いサンサン通りに出る。その交差点を左に曲がって100mほど行った右側である。駅から歩いても、3分というところか。車ならば、国道135号線を下って、湯河原高校を過ぎ、熱海寄りにある千歳橋信号を入って800m先の左側、湯河原胃腸病院の先にある。
さて、ヒネクレ常温党の私だが、このお店には、いくつかの冷酒と1種類の燗酒(銘柄は書かれていない)しかおかれていない。名前が表示されていない燗用の酒を常温で飲むというのは寂しいので、仕方なく土佐鶴の冷酒をいただいた。常温で飲めるおいしい酒を用意して欲しいなあ。
2人でいただいたアテは、板わさと砂肝。これでビール2本と冷酒を4本いただいた。昼から飲みすぎである。板わさは、加工されていないプレーンなものが好みだが、ここではノリと、シソ・ウメがはさまれた2種類が出された。シソ・ウメはなかなかおいしかった。
そばは細め。もう少し香りが欲しいところだが、1年前に収穫されたそばとあっては、ないものねだりか? こういう経験をすると、そばの香りが楽しめる温かいかけそばを食べたくなる。が、やはりせいろが気になって、冷たいそばをいただき、不完全燃焼に終わる結果になる。分かってはいるのだけれど、おいしいせいろそばの味が忘れられずに同じことを繰り返す。悩ましいところだ。最近は、”夏こそかけそば党党首”になってしまったような気もするくらい温かいそばを良く食べる。しかたがないのだ。せっかくのコシのある手打せいろでも、香りが弱ければ、香り豊かな、ふにゃけた”かけそば”に勝てないのだ! ”夏のせいろそばよがんばれ”……とエールを送りたいが、だれか受けてくれるのだろうか!
●2004年9月3日
太庵(たいあん)
三浦郡三崎町六合278
TEL/FAX 046-881-6883
営業時間 11:00〜20:30 休み:月曜
三浦海岸から油壺に向かい、引橋を過ぎて三浦警察署の先にあるお店。自家製粉ではないが、胴搗きで製粉した粉を仕入れているとか。以下お店の説明。
「その粉屋さんが採用している製粉法が“胴搗き”です。原理はいたって簡単。“棒状のものでそばの実を
上から搗々(ツッツ)いて砕いて粉にする”というもので、昔、水車小屋の中で毎日行われていたことなのです。
この方法は、
・強制製粉せず、その製粉工程において発熱が少ない。
・自然のままにそば粉の分子が破壊されない。
・従って手ざわり、舌ざわりがソフトである。
等の特徴があり、最高級極上そば粉として、自信をもってお奨め申し上げます。」
このお店、もう一つの特徴は、七三蕎麦と十割蕎麦を提供していること。七三蕎麦の方は、のしまで手作業で切りは機械で行い、10割そばはすべて手作業で行なっているという。十割そばのせいろと、七三のおろし蕎麦をいただいたが、蕎麦ののど越しやコシを楽しむならば七三をお勧めする。十割は、夏のためか残念ながら、もう少し蕎麦のしまりと香りが欲しいところであった。そばつゆも鰹節よりも昆布のだしが勝っているようだ。
ビールをオーダーし、地魚の天ぷらせいろを注文したので、天せいろの天ぷらを先に持ってきていただけますか?とお願いしたら、ビールが来て、しばらくしたら天ぷらがきて、1切れほどを食べたところで蕎麦がきた。天ぷらでビールを飲んで、あとでせいろを食べる……という食べ方は、このお店では通じないようだ。
外に向かって打ち場があり、面白いのは、打ち台にはめ込むように捏ね鉢がセットされているのだ。打ち台がそれでも150cmくらいはありそうなので、かなり大きな打ち場だ。帰りがけに、蕎麦を打ちはじめた。見たところ3kgほどのようだが、はめ込んだ捏ね鉢がすっぽりと固定されているので、使い勝手がよさそうだ。キバチ下……なんて言葉はここでは死語になってしまったようだ。
●2004年9月2日
蕎麦と懐石<うちくら>
横須賀市光の丘7-3
TEL/fax 046-847-1221
営業時間 11:00〜15:00、17:00〜21:30 休み:無休
お昼のセットについてくる、かけそばとせいろ蕎麦
横須賀市野比に、企業等の研究所が集まった横須賀リサーチパーク(YRP)があるが、このお店はその中にある1軒。社員食堂ではなく、ちょっと食事を……というときにちょうど良い感じで、落ち着いたたたずまいは、お客が来たときなどにも使えそうな便利なお店だ。蕎麦専門というわけではなさそうなので、なんとなくそばだけのメニュよりもランチのメニュを選んだ。こういうケースでは、わたしは最近はほとんど、温かい蕎麦をお願いする。せいろで蕎麦がおいしくなかったら悲劇だが、かけそばならばそばの香りが楽しめるはずである。3割しかそば粉が入っていない立ち食いの蕎麦でも、そばの香りがするのだから……。
あまり期待しなかったが、蕎麦はそこそこ香りもあってそれほど悪くはない。店内に、北海道鹿追産そば粉……の看板がかかっていた。ただ、ランチセットについてくるそばなので、ゆで方も少し雑のようだったのが残念だった。昼食なので、決まった料理しかなかったが、海が近いだけに魚も新鮮なものがあるようだ。酒もワインなどが豊富に用意されており、蕎麦だけでなく料理を楽しむつもりで行くのも悪くないようだ。
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