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蕎麦打ち日記ボタン 2004年6月分

多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。


1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、こちらです。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。

店名の前に「*」印のあるものは、蕎麦好き読者からの投稿情報です
 
●新着そば情報:お知らせいただいたものをご紹介させていただきます。
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★13日(日) そばと落語を楽しむ会
 場所:足利市織姫神社内おりひめ会館
 立川談幸師匠を招いて、本格的な江戸前の蕎麦と落語を楽しんで頂く会です。
 そば 16:30−18:00
 落語 18:00−19:30
 先着50名 ¥2,000円(そば代込み)
 電話にてお申し込みください。
 主催:蕎遊庵(http://www.kyouyuan.com/)、問合せ:0284-21-6818(アラビカ内)

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●2004年6月11日

山泉(やまいずみ:西国分寺)
国分寺市西元町2-17-16
TEL/fax 042-327-7408
営業時間 11:30-16:00 休み:木曜日+第2水曜日





展開から見える打ち場でご主人が石臼でそば粉を碾いていた、せいろとかけ

      
  翌日、今度は山泉に伺った。ここの店名は”山泉”と書くが、(さんせん)ではなく、「やまいずみ」と読む。以前、「山泉」という字しか知らず、国分寺にあるそば屋さん……という知識だけだったので、NTTの電話番号案内で、調べてもらったが、電話はない……といわれて弱ったことがある。そんなことがあって、近くを通りながらとうとういけなかったのだが、ひょんなことから通りかかって、ここかあ!とわかった。音か訓か、「山泉」をどう読むのが普通なのだろうか?……皆さんは、これをどう読みますか?   ここは、西元町3丁目の交差点を左折し、「潮」産の前を通り過ぎて、次の交差点の角にある。木曜日が定休なので、前の日にはこられなかったのだ。前回来たときは、確か10月で、まだ新そば粉が出る前だった。なぜ記憶しているかというと、せいろをいただいて、香りの高さにびっくりしたことがあるのだ。夏蕎麦でない限り、昨年秋の収穫から1年たって、そばの状態は決して万全とはいえない……と覚悟していたところ、香りが良かったので驚いたのだ。そんなことがあったので、今回も楽しみにしていたのだ。
 
 お店に入ったら、ご主人が石臼をまわしていた。早速写真を取らせていただいた。以前伺ったときには、ご主人は石臼の目たてをされていた。自分で目立てをして自家で碾く。そばにかける意気込みは半端ではない。物入れのところにそば粉を積み上げておいて、たくさんあるうちは、手で物入れに押し込まない。ひたすら取っ手をつかんでゆっくりゆっくり回す。入れられているのは、丸抜きから一番粉を取り出したワレのようだ。
  せいろとかけ(どちらも700円)をいただいた。せいろのコシ、かけの香り、どちらも堪能した。ここのそばはかなりラフな粗碾き粉が入っている。写真でもわかるように、粒粒が見える。香りがいい上にしっかりコシもあるので、私の好きなそばのひとつだ。せいろの後にかけそばをいただくと、蕎麦の香りが増幅されたように強まる。香りをお望みの方には、先せいろ後かけ……の流れをお勧めする。タネはいらない。これだけで私は十分である。満足。そばの断面は、正方形ではなく長方形の形をしていて、見たところのしベラのようだ、ちょっと厚めに伸しておいて、細く切る……というやり方なのだろう。

  全国の手打ちそば屋さんにお願いである。ぜひ夏に温かいそばを出して欲しい。秋に収穫される蕎麦は、保存が良くなったとはいえ、夏になるとどうしても香りが弱くなる。”そばは香り”派の私としては、むしろ夏にこそ種物を多く出して欲しい……とお願いしたいところだが、多くのそば屋さんは、冬に熱いものを、夏には冷たいものを……とお考えのようだ。お客さんは、暑い中をお店に入ってくるのだから冷たいものを欲しがる……とお考えのようだが、どこでも冷房がギンギンに冷やされていることを考えると、夏に熱いそばをもっと売ってもいいのではないだろうか。熱いときには、一汗かいてさっぱりする……というのが、生理的にいいのではないかと思うのだが。食べた後に、冷たいお絞りなど出していただくと、常連になりますね、あたくしめは。    


●2004年6月10日

潮(西国分寺)
国分寺市西元町2-18-17
TEL/fax 042-359-2898
営業時間 11:30-14:00(土日際は15:00)、17:00-21:00 休み:火曜日




鴨せいろ
 何日か続けて国分寺に出かける用事があり、昼食にそば屋さんに行くことを楽しみに出かけた。行こうと思ったのは2軒。これが、わずか100メートルほどの距離を置いてあるのだ。両方とも営業していれば、1日で2軒をはしごするところだが、木曜日休みのお店があるので、1軒だけにした。この日に伺ったのは潮さんである。駅から歩くと、西元町3丁目の交差点を東に曲がって100mほど。高い黒い板張りつくりのお店がここである。すでにそばをいただいたことがあり、おいしいことを知っているので楽しみだった。
  メニュを拝見すると、冷たい蕎麦しかない。壁にいろいろと貼ってあるが、これは酒の肴のようだ。仕事前なので酒を飲むわけにいかないので無視する。せいろそばと温かい蕎麦を食べたいと思ったが、温かい蕎麦がないので中を取ってかもせいろ(1,350円)をいただく。細い蕎麦で、鴨汁の味もなかなかいい。ちょっと厚めに切られた鴨の肉がおいしい。一つかもそのまま食べたが、細切りでしっかりコシがあって、いい蕎麦だ。これを鴨汁につけると……残念ながらそばのコシは消えてしまう。といって温かいそば特有のそばの香りが立ち上ってくるわけではない。[<おいしいもの+おいしいもの>=2×おいしいもの]とならないようだ。
  誤解されるといけないので、再度言うが、決してそば、鴨汁が悪いわけではない。どちらも水準を超えたおいしさなのだが、私がこの日に求めたものとは違ったということに過ぎない。私の選択ミスである。
  いただいたあとで聞いたら、冬には温かいそばを出す。梅雨の合間も寒いときがあるので暖かいそばを出す……とのことで、壁に東寺そば(湯葉そば)のメニュが書かれていた。この日にあったかどうかは別だが、確認すればよかった。静かな落ち着いたお店である。    



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