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| 2003年8月分 | |
多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。 1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、こちらです。 日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。 店名の前に「*」印のあるものは、蕎麦好き読者からの投稿情報です |
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●2003年8月30日
如雪庵・一色(葉山) 三浦郡葉山町一色 電話046-875-7985 営業時間11:30-16:00、土:11:30-17:00、日:11:30-18:00 定休日:水曜日+第3火曜日 横須賀に行って、ひと泳ぎした帰りに葉山を経由して帰り、久し振りで「一色」のそばをいただいた。かつて私の中で、最も高くランクしていたそばが、ここの九一せいろであった。2,3度お邪魔しているはずだが、私のそば屋さん検索リストにないところをみると、このホームページを始めた1998年以前だったということになる。 出かけなくなった理由は、忙しくて余裕がなかったということにつきる。ご主人が身体を壊されて、おいしいそばが出来なくなったというお話を聞いて、気になってはいたのだが、なんとなく出かけてゆく機会がなかったのだ。 ここは、そばだけでなく天ぷらも美味しくて、気に入っていたお店のひとつだった。メニュの隅に、「和紙を使って3日3晩かけて自然濾過した純正のごま油を使っている」と記されているが、香ばしくてからっと揚った天ぷらは、かつて五反田にあった「かどや」のパイロットショップの天ぷらを思わせ、薫り高いそばとマッチして絶品だった。著名人の何人かも、葉山に日本一のそばがある……と一色のそばについて書いていた。 帰り道で到着したのが11時頃だったので、少し海を見て11:30の開店と同時に入店したら、ちょうどご主人が最後のせいろを切り、さらしなそばを打つところだった。上の写真の切っているのがせいろそば、捏ね、伸ばしているのが鉄砲中のさらしなそばである。最初にいただいたお新香が、浅めのつき具合でビール、酒にぴったり。ビールの後に、藤沢の酒「天青の酒」を冷でいただいた。 いただいたそばは、生粉せいろ天盛と鴨南蛮。さすがのこの時期では香りは期待するほうが無理なようだったが、温かいそばはかなり香りが感じられた。 |
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●2003年8月16日
「藪」小田原駅前店 小田原市 電話0465-24-3588 営業時間 定休日: 仙石原からの帰りに湯本−小田原……と降りてきて、小田原で蕎麦を食べた。星月さんまで足を伸ばしたかったが、連休のUターンの日で、渋滞に巻き込まれるのを恐れて、早めに切り上げようということで、手近かなところの蕎麦屋さんに出かけたというわけである。厚木道路を使うのであれば、小田原東まで行けば星月さんは目と鼻の先なのだが、死肉と国道1号線を登ってくるためにちょっと遠回りになる。ということで、友人のおすすめで寄った。 このお店、小田原駅東口を降りて、右に、つまりお城の方向に進んだ、3,40メートル先の右側にある。以前からこの前を何度も通っていたが、ただ、「藪」としか表示されておらず、手打ちの字がなかったために気にしていなかったお店である。いただいたのは、せいろとかけそばである。どちらも600円。蕎麦は機械うちで、町場のお店の蕎麦としては出色であるが、蕎麦の香りやコシという点でもうひとつの感がある。せいろよりも、カケの温かいほうが、蕎麦の香りが強く感じられていい。こちらはおすすめである。機械打ちは、温かい蕎麦のほうが香りは引き出されるようだ。カケ蕎麦をいただく前に、テーブルの上に置かれている、揚げ玉をいれた。写真は揚げ玉が入れられたものだ。 今日、小田原から戻ってくる際、小田原−茅ヶ崎−丸子・茅ヶ崎線(中原街道)と経由してきたが、たまたま、茅ヶ崎から入ってしばらく来て、交差点の信号停止でふと左を見ると「志延庵」とあるではないか。このHPを見た方から、寒川に美味しい蕎麦屋さんがある……と教えていただいていたが、その志延庵さんであった。あいにく時間がなくて入れなかったが、場所がわかったので機会があったらぜひ入ってみたい。 |
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●2003年8月15日
蕎仙坊 裾野市須山1737 電話055-998-0170 FAX055-998-2437 営業時間 11:30〜18:00、夜は予約のみ 定休日:月曜日、第2・4火曜日 お盆の休みの間に、仙石原の知人宅に出かけるついでに、蕎仙坊に出かけた。この日は、あいにくと前日から続いた雨だったが、開店の11:30分に何とか間に合って5分前くらいについたら、既に10台ほどの車が先着して待っていた。私たちが並んだあとに、続々とやってきて、さらに10台分くらいが直ぐに並んだ。11:30の開店時に空いていた席は1テーブルだけ、その席も開店して1,2分でふさがってしまった。相変わらずの人気である。ここのお新香は私の好物でもある。これと、つき物の揚げ蕎麦でビールを飲みながら、蕎麦を待つ。 いただいたのは、2色蕎麦(700円)。せいろと田舎蕎麦である。せいろは、この時期にしては香りもよく、コシもあって、やはりここまできた甲斐があったという気になる。しかも700円は安い。一緒に同行した2人は始めてだったが、これは美味しい……と喜んでいた。田舎は、相変わらず太くてすすりこむことが出来ない。汁につけて、箸で口まで運び、んがんがと噛む。蕎麦の香りが口中に広がりこれはこれで美味しいが、なんとなく、すすりこめないと蕎麦を食べているという気にならない。もう少し細めにしてもいいかな……という気もするが、これはこれでファンもいるのだろう。ま、たまにはいいかな。2色のせいろのアップを見ると、太いと思われるかもしれないが、隣の田舎蕎麦のアップと比較してみていただければ細いということがお分かりいただけよう。 このお店、以前は夜も営業していたが、ここ2年ほどは基本的には昼だけで、夜は予約が入った場合にのみ営業する。人里離れた場所にあるとはいえ、このお店が夜に営業できないというのでは、蕎麦業界は淋しい限りである。 |
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●2003年8月6日
亀庵・越峠(こえど) 伊勢原市伊勢原3-12-1 電話0463-93-4580 営業時間 11:30〜15:00、17:00〜21:00 定休日:水曜日 仕事で伊勢原に出かけたが、駅からの道を歩いていると、目の前に、このお店があった。あれっ、これは……と思ったが入る時間がない。2回目には、きちんと予定して出かけた。時間がなかったので、酒も飲めず、ゆっくりも出来なかった。とりあえずせいろを一枚だけオーダーして、それをあわててかっこみでてきた。蕎麦は香りがあったなかなか良い。あまり広くない、どちらかというと、庶民派の手打ち蕎麦屋さん。私はこういうお店が結構好きだ。こんな手打ちのお店が近くに欲しい。 最近気づいたことだが、手打ち蕎麦屋さんは結構あるのだ。それぞれご主人が自分なりの蕎麦を打ち、しっかりした常連客を抱えて、毎日、営業を続けている。多くのお店が、ご主人と奥様で営業されているのだから、一人の打ち手・釜前、一人のホール担当では捌ける客数も限られる。当然店の大きさも限られる。お客さんがくる日もあれば、打った蕎麦を涙で捨てる日もあるだろう。せっかく仕込んだ汁を流す夜もあろう。あるいは、予想外のお客さんに、あわてて午後から追加で打つ……などということもあろう。残り物の蕎麦を夕食に食べて、どうしてこの蕎麦が売れないのか……と、どのくらい自問したことか。 自信がぐらついたこともある。蕎麦は生き物、打ち、茹でる人間も生き物。毎日、毎日蕎麦を打ちながら、同じ蕎麦が出来るわけではない。我ながら感動した、あの日のあの蕎麦が打ちたい……そう思いながら毎日違う蕎麦を打つ、この根気と根性はいったいどこからくるのか。騒がれることなく蕎麦を打ち、毎日静かにお客を迎える。今日はいい蕎麦が打てたぞ。そんな日のご主人の、いい顔が見たい。 |
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●2003年8月2日
*手打ち庵 千葉県長生郡白子町北日当(ひなた)352-25 TEL 0475-33-7959 営業時間:11:30ー14:30、17:30ー20:00 売切れ仕舞いあり。3時過ぎは要電話確認。定休日:木曜日 こんな案内メールもいただきました。機会のある方は、いかれたら感想などお寄せいただけるとうれしいです。 ------------------------------------------- ホームページを拝見させて頂きました。 私どもは千葉県長生郡白子町に位置していて、場所があまり良くないので細々とリピーターの方で支えられている店です。小さいですが自然に囲まれホッと落ち着くと評判です。蕎麦だけでなく店も手作りです。まだまだ蕎麦職人としては新前ですが、味と素材にこだわり日々努力を続けていますので、お近くにお寄りの際はお立ち寄りくださいませ。 土師布佐子 ------------------------------------------- |
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●2003年8月01日
岩手/土川そば (有)土川そば 帷子貞男 028-4422岩手郡岩手町大字坊2-22-1 tel 0195-62-4763、fax 0195-62-4763 このホームページをご覧いただいている方から、時折メールをいただきます。内容は色々ですが、その中にはかなり私の不徳のいたすところのなせる間違いもあります。ご指摘いただけば、その内容は極力修正・掲載させていただくようにしていますが、十全にフォローできない部分もありますのでご了承ください。 以前、うどんの乾麺はそこそこ美味しいのに、そばの乾麺はどうして美味しいのがないのだろうか……と書きましたが、これに対して、KKさんから、美味しいのもありますよ……と情報をいただきました。 -------------------------------------------------------------------- はじめまして。 以前kajiさんのHPに、 「うどんは乾麺でもおいしいものがあるのに、蕎麦はなかなかない」 というようなことが書かれていたような記憶があります。 私が友人から定期的にいただいている、『岩手の土川そば』 という乾麺は生麺に負けないほどおいしいです。 岩手県の土川製麺というところが作っているようです。 いちど食べてみてください。 --------------------------------------------------------------------- 早速注文をしていただいてみましたが、間違えて、(有)土川そばさんの商品をオーダーしてしまいあmした。土川製麺さんとはちょっと違うようですので、再度オーダーのしなおしです。私がいただいたものは、上の写真のものが430gの袋詰が6つ入って1900円。2,580gで1900円ですから、100gは70円とちょっと。安いですね。 これをゆでてみました。色は黒く、確かに蕎麦という感じはします。湯で時間10分とかかれています。10分ゆでてみました。なるほど、これは手打ちの生麺とまではいきませんが、これならば「そば」のかおりは感じられます。いわゆる田舎そば風、ま、山形の村山市そば街道で食べる、あのそばとは違いますが、似てはいます。調べてみると蕎麦粉が80%以上といいますから、二八そば以上の品質です。江戸前の細くてコシのある蕎麦……とはいきませんが、しっかり打たれた太目の蕎麦の好きな方なら、いいかもしれません。乾麺のなかでは、かなり上位に入るでしょう。ただ、これは乾麺であることが明確にわかりますね。なにが違うかというと、かおりがあるとはいえ、生麺ほどはないのと、乾麺のネックである、コシ、汁とのからみが、やはり良くない。蕎麦が食べたくなると手打ち蕎麦屋さんに走るか、自分で打ちますが、打たずにこれで済ませる……というレベルまでは行かないようです。 土川製麺(帷子隆彦 〒028-7111 岩手郡西根町大更25-26-1 tel&fax0195-75-0536)さんの商品が、どんなものなのかは、不明です。楽しみです。 土川そばについては、いわて生協さんのホームページには、以下のように紹介されています。 ●土川そばは岩手県岩手町の土川地内で昔より伝わる製造方法で一部機械化していますが、 基本は手作業で一つ一つの工程を大切にして作られています。 ●そばの特徴として、風味・喉越しがよく、また、ゆで上げ後数時間置いてもそばがのびる というようなことはありません。 ●土川そばは岩手県内産のそば粉(80%以上)と小麦粉、塩を使っています。 そばは殻ごと挽いていますので風味があります。 ●製造で一番気を使っているのは、自然に近い乾燥を保つための温度や湿度の管理。 原料の水と塩も厳選したものを使っていますが、特に塩が少ないのが特徴です。 蕎麦粉が80%以上、ゆで上げて数時間置いても、そばがのびない……などのフレーズは、そそられますね。蕎麦打ちの工程にどんな秘密があるのでしょうか。ちょっと覗いてみたい……そんな誘惑にかられます。 なお、岩手県岩手町にある(有)土川そばさんの商品は、あいにくホームページはないようです。 手に入れるのは、以下のサイトで可能です。 ・岩手町特産品http://www.town.iwate.iwate.jp/b/tokusan_01.html ・岩手町商工会http://www.shokokai.com/iwatemachi/3kigyo/html/k-21.htm ・いわての特産品http://www.iwatekensan.co.jp/gift/noodle.html ・みちのくショッピングhttp://mgp1.com/soba01.htm 面白がって調べていくうちに、土川そばのほかに、一方井(いっかたい)そばというのが岩手町にあることがわかりました。こんな土川そばを生んだ土地ですから、これもまた、土川そばに似たそばかな、という気がします。これも上記、岩手町特産品のサイトで購入できるようです。 |
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