トップボタン蕎麦打ち日記ボタン蕎麦屋さん検索ボタン蕎麦打ちボタン蕎麦リンクボタンmailボタン

蕎麦打ち日記ボタン 2002年7月分

多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。


1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、こちらです。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。

       


●2002年7月28日

蒼月/味路庵(相模原)


神奈川県相模原市



 最近、淵野辺(神奈川県相模原市)に蒼月と言う蕎麦屋さんがオープンいたしました。私も蕎麦好きの端くれとして興味がありましたので早速伺った所、星月さんと良く似たお味にびっくりいたしました。(名前も1字一緒)ひょっとしたらお弟子さんの店かと思うくらいです。   場所は、神奈川県相模原市淵野辺3丁目ライオンズマンション1階です。ご主人が日本料理をなさっていたみたいで(勘違いかも知れませんが)、懐石風のコース料理もあります。寄ってみていただけませんか?
  もう1軒、近くに味路庵という店も有ります。もちろん手打ちです。から汁がちょっと弱い感じですが、大変まじめなご主人で好感がもてます。こちらは、詳しい住所はわかりません。矢淵陸橋を16号方面に走り2つ目の信号を矢部方面に右折し50メートルくらいいったところです。ぜひご感想をお聞かせ下さい。
                        (keiichiro)


●2002年7月26日

甲壽庵(厚木)

厚木市関口108-5
TEL046-245-5136
営業時間:          休み:木曜日
     



板わさ、天ぷら、せいろ(2枚重ね)、鴨南うどん

  金曜日、平日だから大丈夫だろうとタカをくくっていたら、なんと246下り路線がめちゃ込んでいて、16号線からはいって厚木までの10キロちょっとに、なんと1時間半……。11時頃に246に入ったはずなのに12時過ぎても厚木に着かない。で、あきらめてどこかうまい蕎麦屋はないか……と漁って見つかったのが、この甲壽庵。厚木から八王子に向かう通称八王子街道と言うらしいけれど、これをはいって、そうさねえ、5分ほども走る距離だろうか、左にダイヤパレスのマンションがあるあたりの右側にある。そばの大きな看板があるから見逃すことはないでしょう。店中は座敷で、入り口の左右に大きな部屋が二つある。金曜日の昼頃は、常に片側が満席で、もう一つに1、2組入っているという状態。会社関係の昼食で……という雰囲気も客もいる。落ち着いた雰囲気でなかなかいい。
  いただいたのは板わさ(500円)と天ぷら(1,500円?)、これでビール(500円)と広島賀茂鶴の生酒(700円)を2杯やる。お通しには枝豆がついてきたが、これがかなりの量で、とても食べきれなかった。板わさも小田原の鈴廣かと思わせるような弾力があるなかなかのもの。天ぷらは、ごま油がたっぷり使われているのだろう、きれいなきつね色で香ばしい香りが漂う。大きな海老が2尾に野菜の天ぷらで、これはリーズナブルか。
  そばは、せいろの2枚重ね(1,150円)と、うどんもおいしそうだったので季節ハズれの鴨南うどん(1,650円)をいただいた。せいろそばは更科系で、色も香りも少ない。残念ながら茹で過ぎているようで、供された事典で、少し伸びているような味であった。更科そばで、茹ですぎはちょっといただけない。いつもそうではないのだろうが、残念だった。太さはいわゆる切りべらの標準くらいあり、更科系のそばとしてはちょっと太目かもしれない。これが茹で過ぎのためかどうかは不明だ。
  一方、うどんも悪くはないが最近の讃岐うどんが標準になっている私の口には、少し物足りない感じがした。鴨汁は季節はずれとは言いながら、最近は冷凍でも鴨がずいぶんで回っているから、最近では蕎麦屋さんの標準メニュのようになっている。鴨南蛮は、やはりそばがいいと改めて思った。細いそばの方が汁をたくさん絡めるので、その分鴨の味が楽しめる。それにしても、せいろ1枚が800円、2枚重ね(1枚も利用のせいろより小さ目のせいろだが)が1,150円とはいい値段だが、お客さんが入っていると言うのは、それなりの理由があるのかもしれない。夫婦連れや女性の2人づれなどのお客さんが多いようだ。メニュの選び方、注文の仕方を見ていると、リピーターのようである。鴨汁そばに人気があるようだ。


●2002年7月23日

天手古舞(刈谷市)

刈谷市稲場町6-813
TEL0566-23-7857
     営業時間:11:30〜14:45、17:00〜20:00、休み:月曜日、毎月10日
     



せいろそば、深山そば(田舎)

    大府方面から国道155線を知立方向に向かい、中手町の三叉路から約00メートルほど。モスバーガーの隣にある。街道に面して駐車場があり、建物が引っ込んでいるので、見逃しやすいかもしれない。古い平屋建ての民家風である。基本は座敷で、小さく分かれた小部屋がありグループなどにも使いやすそうである。関東を中心に一茶庵系の店主で作っている禅味会に参加されているとか。店内に入ると目の前に蕎麦打ち場がある。  いただいたのは、せいろそばと深山そば(どちらも650円)。せいろは最近多い細めで、コシも香りもまあまああり、そばとしては悪くない。せいろと深山そばをいただいたが、深山そばはせいろを太切りにした物のように感じられた。通常であれば、「せいろ」「いなか」と書くところであろうが、それをあえて「田舎」と書かないのは、必ずしも田舎そばではないということであろう。ご主人に、「深山そばは、せいろの太切りですか?」と失礼なことをお聞きしたが、「いえ、少し全粒分を入れています」とのことでした。そのためか、田舎そばにありがちな堅さがなく、せいろそばのようにするっとすすれる。太くなっただけでそばの香りがよく感じられる。そば好きに深山そばは人気があるとのことだ。私としては、もう少し全粒粉をベースにした田舎そばにして欲しいと思うが、これは好みなのでなんともいえない。
  それにしても、刈谷でこのそばが食べられるのはうれしい。できれば、味噌煮込みうどんのおいしい店も欲しいが、こちらについては、情報がない。次回行ったら、これを捜してみたい。


●2002年7月22日

春風荘(名古屋市)

〒460-0012 名古屋市中区千代田3-31-20
     TEL052-331-5075
営業時間:11:00〜20:00 休み:木曜日(祭日は営業)
     



じゃこ天、そば味噌(お通し)、せいろ用薬味、せいろそば、かけそば

    名古屋に出かけるときはいつも決まって過密日程で、せいぜい駅裏の地下街エスカの山本屋で新幹線の時間を気にしながら味噌煮込みうどんを食べて新幹線に飛び乗るという余裕のない出張になるが、今回は少し時間があった。翌日朝早いので前泊することになった。といっても、午後4時頃まで東京で仕事があるので、そうゆっくりもできない。結局4時過ぎの新幹線で名古屋に向かい、8時まで営業しているという春風荘さんに伺った。ずいぶん前に1度伺ったことがあるのだが、このホームページをはじめる前なので、ここにご登場いただくのは始めてである。
  場所は、鶴舞駅から鶴舞公園の反対側を線路に沿って金山のほうに戻り7,8分。千代田セントラルビルの1階にあり、通りからは角を曲がって右側にある。このお店、妙高黒姫産のそばを自家製粉しているそうで、海老の天ぷらにもこだわり、素材は車えびの中でもおいしいとされる活巻き海老(さいまきえび)を使っているとか。私は海老の天ぷらに対してはどうもあまり食欲を感じないので、今回もいただかなかったが、お好きな方には一度トライされることをお勧めしたい。
  さて、今回いただいたのは、じゃこ天(500円)で小ビール(800円…これは私にはキツイ)を飲み、手挽きそばのせいろ(1,000円)とカケそば(500円)。夏のこの時期にはそばは香りが薄くなって苦しいところだが、どうしてなかなか香りもあり、しっかりとコシも感じられて、いいそばである。普通のせいろをいただかなかったので、この香りが丁寧な手挽きのためかは不明だが、なかなかのそばである。
  それともう一つ、感動は汁である。しっかりと鰹節のダシがしっかりととられているのだが、醤油のシンプルな良さが非常に引き立っている、独特の辛汁で、この汁は初めて味わった。……と思っていたところ、熱いカケそばが来てびっくりした。今度は、醤油の強さが消えて、鰹節の香りがぷーんと匂ってくる。これもまた、感動ものなのだ。ご主人は、まだいろいろと迷っているんです、とおっしゃっていたが、どうしてこの汁は十分にお店の売り物になると思う。「醤油は丸大豆醤油で、ダシにはいろいろと秘密があります」……とのこと。しかし、この辛汁と甘汁の際立った違いに驚いた。甘汁でいえば、二番出汁、三番出汁で返しを……というレベルではなく、一番出汁を甘汁に使っているのではないか……と思われるほどの強い香りである。
  このお店、蕎麦や料理だけでなく、店内も非常に清潔で手入れされており、店員さんたちもよく気を利かせてていねいできびきびしている。よいお店というのはこういうお店をいうのだろう。その意味でもお薦めである。


●2002年7月10日

そば街道案内(栃木県粟野町)

栃木県上都賀群粟野町

     



粟野町の蕎麦街道のパンフレット
  栃木県もかつては蕎麦の産地として知られていたが、このところあちこちの町おこしなどの話題に取り残されたように栃木野蕎麦はあまり聞かれなくなってしまった。唯一、出流山の山門前の出流蕎麦が話題になる程度であった。そんななかで、粟野町が、そば街道を売り出したと、栃木に住んでいる山仲間の自称ヒマ人小林少年が、パンフレットを届けてくれた。昨年11月に、石臼をとりに出かけた際に、連れて行かれた蕎麦屋さんが、この蕎麦街道のうちの1軒だった。途中、街道沿いの小さな蕎麦屋さんがあり、どこも手打ちそばの幟がかかっている。ここは手打ち蕎麦屋さんがイヤに多いねえ、一度全店制覇してみたいなどと言いながらこの道を連れて行かれた記憶がある。参照メールはここにあります。
  蕎麦屋さんの数、約30軒。軒数だけを見れば村上や山都をしのいで日本一ではないか。夏休みの小旅行にちょっと訪ねてみてはいかが?
 
  


●2002年7月8日

六本木・本むら庵

港区六本木7-14
03-3401-0844
     火曜日休み



粗挽き蕎麦の本むら庵の六本木店のオロシ蕎麦
  昔、といってももう10数年になるが、よく仕事で六本木にでかけることがあり、このお店にはよく食べに行ったが、最近ご無沙汰していた。たまたま、夕方に通りかかり、ひょっと思い出したので寄ってみた。むかし、650円だった、オロシ蕎麦は850円になっていた。 ここの蕎麦は、九一くらいの粗挽き蕎麦のはずである。粗挽きといってもメッシュで30くらいか、もっと細かいかもしれない。それほどベラボーに粗挽きというわけではない。しかし、細切りにされた蕎麦は粗挽き特有の香りも強く、コシもあっていい蕎麦なのだ。私の好みの蕎麦でもある。だいたいここではオロシ蕎麦をいただく。量が少ないので、出された蕎麦を見ても、蕎麦は見えない。上に乗せられたオロシとノリ、ネギで隠れてしまうほどである。で、かき回してそばを見たのが上の写真。きれいではないが、どんなそばかこれで分かると思う。
  たいてい、量も少ないしこういうケースでは、私は2品取ることが多いが、どういうわけかこのお店で2品取ったことがない。セイロとかけ……というお決まりのようなコースもここではやったことがない。なぜだろうか? そういう気分にならないし、それを考えたこともないのである。不思議だ。私に理由があるのか、お店にあるのか? どっちだろう?
  


●2002年7月7日

那覇・麺ぼう

沖縄県那覇市牧志2-16-9

     



那覇の讃岐うどん屋「麺ぼう」
  2泊3日で沖縄に行った。美味しい料理をと思ったが、あまり時間がなく、残念であった。そんななかで見つけたのがこのお店。移動の途中で見つけて、改めて時間が出来たのであわてて出かけて食べたが、予想外にシコシコ麺で驚いた。場所は、国道58号線から沖映通りに入り国際通りに向かって、ダーエー前の交差点を渡ったすぐ左である。ダイエーの斜め前なので、分かりやすい。移動中に、見つけたら、通りに面した打ち場で大将がうどんを打っていた。ちょっと緩めの麺体だったが、大きな麺体から、小分けして直径40センチほどに伸し、パスタマシンに入れて切っていた。それがなんともうまそうだったのである。
  天ぷら蕎麦をぶっかけにしていただいた。茹でて置いておかれた麺を使うのだろうと思っていたら、出てくるまでに時間がかかるではないか。茹でていたのである。であれば釜揚げをいただくんだったと思ったが、後悔先に立たず。待っている間、讃岐うどんという以上、イリコ出汁であって欲しい……と願っていたが、これは残念、出汁は鰹の醤油味であった。ちょっと薄めなのが残念だが、うどんはしっかりとエッジが立ち、腰のあるうどん。ゆるい麺体のためか、弱冠うどんは柔らかめに茹でられていた。しかし、腰もあり、この麺であれば、合格を出してもいい。食べ終わったあとに、「湯で時間をもう少し短くしてもらったほうがよかったかな?」といったら、ご存知の方はそうおっしゃいます……と言われた。そういうお客も多いのだろう。
  今回の沖縄旅行では、とうとう美味しい沖縄蕎麦にありつけなかった。まさか讃岐うどんを食べるとは予想もしなかった。なお、さとなおさんのページで紹介されている、三越裏にある「八重山そば」のお店「so bar」は、店主が代わり、平凡な沖縄そばの店になっていました。ただ、看板がまだそのままになっているので、間違え安いので、ご注意を……。
   


●2002年7月4日

でら打ち・旗の台




     



でら打ちのころセット(ころうどん+煮卵とカレーうどん)
  旗の台に出かける用事があったのででら打ちで昼を食べた。出かける用事はつきに1、2回あるが、食事をする時間になることがなく、いつも横目で見ながら通り過ぎるという悲しい思いをしているので、久しぶりである。……となると、どうしてもビールがほしくなる。このお店、名古屋系のお店という。「でら=どえらい」のようで、言葉からも名古屋である。名古屋のぶっかけは「ころうどん」と呼ばれることが多い。不勉強で語源はわからない。今度名古屋のうどん屋さんに行ったら聞いておこう。……最近名古屋も出かけることが多いので、ついでに、名古屋の美味しいうどん屋さんも教えてもらうといいかもしれない。
ここのぶっかけはたまり醤油をベースにした独特の出汁がかかっている。見た目は非常に濃そうだが、食べてみると意外とあっさりしていて、濃さを感じない、不思議な出汁である。これに特別に煮卵を入れてもらった。しっかりしたこしが好ましい。カレーうどんも、汁とカレーが一つになっているので、カレーでうどんを食べているという感じである。暑い日にはカレーというが、暑さの中で汗をかきながらカレーを食べると言うのも、悪くない。韓国の人たちは、「口の中が暑くならないと食べた気がしない」という。カレーうどんを食べているとそれを思い出す。おすすめの一品である。


●2002年7月02日

讃岐うどん「すみた」

東京都北区中十条2-5-11
03-3905-0099 夜は要予約
11:00-14:00 18:00-21:00 休み:月・第3日曜
日曜日は11:00-15:00 売り切れ仕舞い



●すみたの大将と看板
  話題のさぬきうどん店すみたである。はずかしながら、初めてである。最近、さぬきうどんをこよなく愛する人たちと麺打ち会界などでご一緒する機会が増えて感化され、さぬきうどんを私も打ち始めた。このグループのいわば本拠地、アジト、根城、はたまた胎盤ともいうべきこのお店に行っていなかったと言うことで、大変に肩身の狭い思いをしていたのだが、東京の讃岐うどん界の長老・蓮見さんの誘いがあったのをいいことに、便乗して初すみたできたというわけである。ジャイアンツ元木似のご主人の顔もじっくりと拝観し、手を合わせてきた。これでうどん打ちの腕も上がるに違いないと信じる。
  さて、いただいたのは、おでんと半熟卵天ぷら、それにオロシぶっかけである。おでんの味のしみ具合も卵天も絶妙、最後のうどんは、こしのあるシコシコ麺+深みのあるイリコ出汁の組み合わせに、ラーメン党であった我が同行者が、思わず唸ったほど。帰り際には、「他にも美味しいうどん屋さんが会ったら連れて行って……!」とせがまれたほどであった。これでお一人さま、みごとにさぬきうどん病に感染しましたね。かえりに、カマタ醤油の白醤油をいただいてきた。さっそくうどんを打ち、イリコで出汁をとってこれを返し代わりにつかったところ、実に絶妙なイリコ出汁ができたのですねえ。今年の夏は、これで決まりだあ。
  このお店、アドマチック天国などでも紹介されたために、超混雑振りで、夜はほとんど予約しないと入れない状態のようだ。4席のテーブルが2つに、カウンターが4、5人……というお店なので、出かける人は前もって予約をするほうがいい。肝心のうどんの写真は、とるまもなくいただいてしまった。しまったと思ったけれど、うどんはもうなかった。

蕎麦打ち日記バナー 蕎麦打ちページバナー Copyright(C) 1998-2001, Fumihiko KAJI. Japan