Welcome to Kaji's 蕎麦打ち日記 Space





    多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
          「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。



          1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、こちらです。
          日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。






蕎麦打ち日記2001年6月分






●2001年06月30日/西神奈川・手打そば処「蔵」の蕎麦を食べる

●蕎麦味噌と漬物、メニュ、せいろそば、店構え

もと横浜市の区長さんがリタイヤして蕎麦屋さんを開店した……と
いうことで話題になったが、そのお店が東神奈川から3、4分のと
ころにある「蔵」。ご主人のお名前の蔵矢さんから一字を取ったそ
うだ。
口上書きでは、「蕎麦の実を石臼で挽き、水はアルカリイオン水を
使用し、挽きたて、打ちたて、茹でたての3たてのそばを提供して
います。自然食「蕎麦」のうまさをめざして努力しておりますので
一度ご賞味ください。」
北海道産のそば粉を使用しているとかで、開店して3年目だが、「蕎
麦打ちは難しい、お店の運営を通して蕎麦打ちの技術も向上させて
いきたい…」という謙虚な姿勢が固定したファンを呼んでいるようだ。
JR/東神奈川と東急東横線/東白楽の中間くらいで、逓信病院の
横、簡易裁判所前にある。
・蔵 横浜市神奈川区西神奈川1-13-14 TEL045-313-5664
 水・日・祝日休み 11:30−14:30、17:00−20:000



●2001年06月21日/河口湖・忍野八海「天祥庵」の蕎麦を食べる

●蕎麦味噌と漬物、メニュ、せいろそば、店構え

何度も足を運びながら、行くたびに売り切れ店じまい……そんなお
店がいくつかある。その一つが、この天祥庵である。場所は、河口
湖、名高い富士・忍野八海にある。横浜から東名を下ると、車でち
ょうど一走りと言う距離が御殿場・裾野あたりになる。この近辺に
行くと、どうしても蕎仙坊に寄ることになり、その後は……となる
と、どうしても北に向うことになる。山中湖−河口湖を目指し、そ
の後中央道で大月−八王子と経由して、16号線で横浜に戻るという
周遊ルートである。時にはこの逆になることもあるが、このコース
は、蕎麦を食べたくなったときの定番ルートである。
このルートで、どうしても食べられない蕎麦店が、天祥庵だった。
東名で行って、昼に裾野・蕎仙坊で食べると、河口湖に着くのは午
後3時過ぎになる。数年前まで天祥庵を紹介したパンフレットなど
では、営業時間は11:00〜18:00と書かれている事が多かった。最初
はそれを頼りに、出かけて、売り切れ……ということがあり、2回
目は早めに……ということで4時頃に、3度目は定休日……と繰り
返して、食べられなかったお店なのである。
……というようで、今回は、早めに出かけることにした。12時前に
着いた時には、お客さんはほとんどいない。国道 139号から忍野八
海で横道に入り、急坂を登ったところにある、ひっそりと隠れたか
やぶきのお店。外観からは小さく見えるが中に入ると意外と広い。
店の前、窓外は赤松の樹林である。天気がいいと、赤松の向こうに
富士が見えるそうだが、残念ながら曇り空で見えない。それでも、
この大きな窓を通して見える赤松の林は圧巻である。これだけでも
心が和む思いがする。
さて、いただいたのは焼き味噌(450円)と漬物(300円)、それに
せいろそば(700円)である。どれもリーズナブルな価格であること
が嬉しい。珍しいことに、メニュに温かい蕎麦はない。すべて冷た
い蕎麦である。せいろでいただいた蕎麦は、一茶庵系の蕎麦のよう
だが、しっかり打たれた、余計な細工のない素朴な蕎麦でありなが
ら、非常に洗練された蕎麦という感じがあるのは、蕎麦を打つ職人
の感性であろう。蕎麦は蕎麦が持つ固さとコシの強さが相まって、
ウドンとは違った独特の食感を引き出している。蕎麦の香りも充分
にあり蕎麦としては一級である。
この蕎麦のよさは、温かい汁に浸しては活かせないように思う。温
かい蕎麦がないのは、そうしたことを考えてのことであろう。
今回は最初のことで、せいろ蕎麦をいただいたが、このお店では自
家栽培の辛み大根を使ったぶっかけ蕎麦が名物のようだ。次回はこ
のぶっかけ蕎麦(1,250円)を試してみたい。
・天祥庵 山梨県南都留郡忍野村忍草2848-2 TEL0555-84-4119
 水曜日休み 11:00−16:00(売切れ仕舞い)
 



●2001年06月21日/河口湖・「奥藤」の蕎麦を食べる

●奥藤の漬物と酒、もり、かけ

甲州から河口湖、山中湖……と通って御殿場に出るコースで、天祥
庵を目指したついでに、奥藤による。かつて、甲府ではうまい蕎麦
といえば奥藤と言われていた。それほど伝統のある店で、山梨県内
ではあちこちに支店がある。以前甲府で蕎麦屋さんを……と探した
ところ、奥藤さんともう1件くらいしか出てこない。そのお店には
行ってみたが、奥藤は行かずにそのままにしてあったお店だ。ゆく
予定はなかったが、河口湖から御殿場に抜ける時にふと、街道沿い
に名前が目に入ったので、ついでに寄ってみた。甲州の蕎麦屋さん
を気に入っているのは、鶏モツ煮があるからである。これは全国的に
ももっとPRしていい肴だ。酒飲みにはこたえられない逸品で、甲
州の人はこれをおかずにご飯を食べる。どんなにうまい蕎麦屋でも
鳥モツ煮がなければ画竜点睛を欠く…というのが甲州人の主張である。
まあ、蕎麦についてはここでは言及しないことにする。蕎麦はとも
かく鳥モツ煮だけは一度皆さん食べてみてくださいな。甲州にはな
かなか行けないと言う方には、船橋の「圓居」(まどい)さんでど
うぞ。



●2001年06月16日/粗挽き蕎麦を打つ

●太めの粗挽き蕎麦。せいろ、かけ。

いつも打つそば粉が挽きぐるみのそば粉で、メッシュ60〜80という
そば粉なので時どき粗挽き蕎麦を食べたくなる。あの、歯ざわりと
いうか独特の食感は、後に引く。冷凍庫を開けてみると、粗挽き粉
があるので、取り出して打ってみる。粗挽き粉は根気よく水を加え
てていねいに打っていかないとうまく出来ないが、どうしても根気
が続かず、途中でひよってしまう。ちょっと太目の蕎麦……田舎蕎
麦として打つならともかく、粗挽き粉の田舎蕎麦風……というのは
あまりいただけないが、そうなってしまう……ということを反省し
て始めるのだが、いざ打ち始めると、早くくいたい……という意地
汚い根性が頭をもたげ、根気が続かない。歳をとってから富に気に
なるところであるが、いかんともしがたい。それでも、いざ出来て
食べると、粗挽きの食感が味わえるから、止められないのだ。掛け
蕎麦は、3年熟成というたまりのような醤油を使った汁なので、色
が黒い。関西から上京した人が最初にぶつかるカルチャーショック
が蕎麦の汁の色だ。あんな真っ黒な汁が飲めるか!……という声を
よく効くが、確かに写真で見てもこれは濃すぎる。味はそれほど塩
辛くはないのだが……
あ、そば粉は切田屋さんのものです。



●2001年06月09日/蕎麦打ち教室

●蕎麦打ち教室2回目。切りもそこそこできるようになった。

4月に続いて蕎麦打ち教室を行なった。今回は2回目の人と初めて
の人がいたが、粉を適量わけ、水をおよその量カップに入れて、こ
れで加水量を見ながら打つことをしてもらった。初回の人には、小
生が見ながら加水量を決めていったが、出来上がりについてみると
ていねいに作ることが重要だと言うことが改めて分かる。とはいえ、
相手は蕎麦である。ゆっくり時間をかけて……というのがいつも良
いわけではないが、ていねいに水回しを行うというのは良い結果を
生む基本のようだ。
彼らの蕎麦打ちを見ていると、加水量の判定が一番の問題だという
ことがよく分かる。粉が毎回違うとなかなか難しい。うまく打てる
までは同じ条件でやったほうがいいかもしれない。






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