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多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。



1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、 こちらです。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。






蕎麦打ち日記2001年3月分




●2001年03月24日/藤沢・さつきの蕎麦を食べる



●(上段)そばみそ、かさご、さらしなそば
(中段)信州そば、出雲そば
(下段)御膳そば、店の前景

彼岸の墓参り……ということになり、藤沢に出かけた。この日の楽しみ
は、藤沢駅前の「なかむら庵」と決めていたが、車で藤沢の町に紛れ
込み回り道をしているうちに、偶然、「究極の十割そば−さつき」なる
看板が目に入った。「ちょっと、ちょっと……」と気になるので、車をと
めた。さつきというお蕎麦屋さんは聞いたことがない。しかし、新しいお
店のようだから、きいたことがないのかもしれない。まあ、とりあえずダメ
もともと、入ってみるか……と入ったのがこのお店。藤沢市白旗である。
この店の特徴は、写真にもあるように、信州産そば粉、出雲産そば粉、
更科粉……と種類があることで、しかもどれもが10割というのが売りで
ある。さらに、食べて驚いたが、ナント一人前が500Gある。写真は通常の
お店では一人前、それも大盛りとしても立派に通じるボリュームであるが、
これが、このお店では、半人前なのである。しかも値段は1人前650円。
実は隣で食べていたお客さんの量を見て驚き、半人前ずつを2ついただ
けないか……とお願いしたのが、上の写真なのである。10割で、産地別
に……ということになれば、これはそば好きには垂涎の的……となるとこ
ろだが、残念ながら機械打ちのようで、そばの香りがない、そばの出来も
普通で、これでは10割そばが残念である。とはいえ、このボリュームは感
動もので、お客さんが多い理由が分かる。このそばを夫婦で4人前たいら
げたお客さんがいたが、1人前500gである。私は、一人前で音を上げた。
特に進めないが、一度足を運んでみるのも、後学のためにはいいかもしれ
ない。とにかく量にはびっくりした。
究極の十割そば 「さつき」
藤沢市白旗2-15-2 tel0466-84-2000



●2001年03月07日/恵比寿・翁の蕎麦を食べる

●(上段)更科そばと並みセイロそば

友人に誘われて恵比寿にある翁に行った。有名な長坂の翁と同名で
あることが何かと話題になるであろうことを考えると、お店にとっては非
常に不利なこともあろうと想像するが、どうしてそばは一流、料理もまた
一流である。店名は、「そば懐石・翁」というようだ。
以前から聞いていた名前なので、一度行ってみたいと思ってはいたの
だが、そばの前の料理がまた素晴らしい。こちらについては専門では
ないので間違えるといけないので控えるが、季節の素材が煎り酒など
とともにだされてくるのだから言うことはない。こうしたていねいな仕事
はうれしい。さて、そばは、更科である。料理のあとには、まず、更科そ
ば、さらに二八そばがだされる。もともと更科そばは香りが薄いものだが、
それでもうっすらと感じられるそばの香りは、しっかりしたコシとともにな
かなかいい。そば特有の固さは、やはりソーメンなどとは違う独特の食
感を生み出す。コシを十分に味わったあとは、二八そば。こちらは、更
科の固さと違って、コシの伸びとそばの香りが楽しめる。昨年秋にとれ
たそばが一番おいしくなるのがこの季節ということをよく聞く。そば粉の
粗さが取れて落ち着いて来るのがこの季節なのだそうである。こうして
更科とセイロを続けて食べると、明らかに2つのそばが対照的であるこ
とがよく分かる。これも発見であった。皆さんも、更科と二八そばの食べ
比べをしてみてはいかがだろうか?
そば懐石・翁
東京都渋谷区恵比寿西1-3-10 18:00〜01:00(土・日・祭は12:00)
電話033477-2648 月・第2日休み



●2001年03月04日/伊勢原・亀庵越峠(こえど)の蕎麦を食べる

●(上段)ビールグラス、やきちくわ、セイロそば、そばがき、鴨南蛮そば

厚木に出かけたついでに、足を伸ばして伊勢原で評判の越峠(こえど)
に行く。伊勢原駅から歩いても5分ほどか。NTTのならび、伊勢原小学
校の隣である。そばやというよりも、酒を飲まれるお客さんが多く、そば
だけという人は少ないようだ。肴も、変わったものが多く、たとえば、いた
だいたのが、山陰名物のやきちくわである。
ここは、焼きミソがお通しとして自動的に出される。ちょっと緩めの焼き
ミソであるが、そばの実と大豆の食感が独特の味わいをだしてなかな
かおもしろい。
そばがきは柔らかく、そばの香りもあって、悪くない。これはこれで、
酒の肴として十分に楽しめる。セイロそばは、特筆するほどではない
が、驚いたのは鴨南蛮である。焼かれた鴨の香りが十分に引き出さ
れて、そば汁にとけ、そばに十分に絡んで、これはお勧めである。値
段が1100円であったと記憶しているが、この値段では出色の出来で
ある。焼かれたネギも悪くない。鴨と汁とそばが一体となって、抜群
のハーモニーを生み出す。一口すすれば至福のときである。
亀庵・越峠(こえど)
伊勢原市伊勢原3-12-1 11:30〜15:00、17:00〜21:00 水休み
電話0463-93-4580






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