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彼岸の墓参り……ということになり、藤沢に出かけた。この日の楽しみ は、藤沢駅前の「なかむら庵」と決めていたが、車で藤沢の町に紛れ 込み回り道をしているうちに、偶然、「究極の十割そば−さつき」なる 看板が目に入った。「ちょっと、ちょっと……」と気になるので、車をと めた。さつきというお蕎麦屋さんは聞いたことがない。しかし、新しいお 店のようだから、きいたことがないのかもしれない。まあ、とりあえずダメ もともと、入ってみるか……と入ったのがこのお店。藤沢市白旗である。 この店の特徴は、写真にもあるように、信州産そば粉、出雲産そば粉、 更科粉……と種類があることで、しかもどれもが10割というのが売りで ある。さらに、食べて驚いたが、ナント一人前が500Gある。写真は通常の お店では一人前、それも大盛りとしても立派に通じるボリュームであるが、 これが、このお店では、半人前なのである。しかも値段は1人前650円。 実は隣で食べていたお客さんの量を見て驚き、半人前ずつを2ついただ けないか……とお願いしたのが、上の写真なのである。10割で、産地別 に……ということになれば、これはそば好きには垂涎の的……となるとこ ろだが、残念ながら機械打ちのようで、そばの香りがない、そばの出来も 普通で、これでは10割そばが残念である。とはいえ、このボリュームは感 動もので、お客さんが多い理由が分かる。このそばを夫婦で4人前たいら げたお客さんがいたが、1人前500gである。私は、一人前で音を上げた。 特に進めないが、一度足を運んでみるのも、後学のためにはいいかもしれ ない。とにかく量にはびっくりした。 |
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究極の十割そば 「さつき」 藤沢市白旗2-15-2 tel0466-84-2000 |

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友人に誘われて恵比寿にある翁に行った。有名な長坂の翁と同名で あることが何かと話題になるであろうことを考えると、お店にとっては非 常に不利なこともあろうと想像するが、どうしてそばは一流、料理もまた 一流である。店名は、「そば懐石・翁」というようだ。 以前から聞いていた名前なので、一度行ってみたいと思ってはいたの だが、そばの前の料理がまた素晴らしい。こちらについては専門では ないので間違えるといけないので控えるが、季節の素材が煎り酒など とともにだされてくるのだから言うことはない。こうしたていねいな仕事 はうれしい。さて、そばは、更科である。料理のあとには、まず、更科そ ば、さらに二八そばがだされる。もともと更科そばは香りが薄いものだが、 それでもうっすらと感じられるそばの香りは、しっかりしたコシとともにな かなかいい。そば特有の固さは、やはりソーメンなどとは違う独特の食 感を生み出す。コシを十分に味わったあとは、二八そば。こちらは、更 科の固さと違って、コシの伸びとそばの香りが楽しめる。昨年秋にとれ たそばが一番おいしくなるのがこの季節ということをよく聞く。そば粉の 粗さが取れて落ち着いて来るのがこの季節なのだそうである。こうして 更科とセイロを続けて食べると、明らかに2つのそばが対照的であるこ とがよく分かる。これも発見であった。皆さんも、更科と二八そばの食べ 比べをしてみてはいかがだろうか? |
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そば懐石・翁 東京都渋谷区恵比寿西1-3-10 18:00〜01:00(土・日・祭は12:00) 電話033477-2648 月・第2日休み |

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厚木に出かけたついでに、足を伸ばして伊勢原で評判の越峠(こえど) に行く。伊勢原駅から歩いても5分ほどか。NTTのならび、伊勢原小学 校の隣である。そばやというよりも、酒を飲まれるお客さんが多く、そば だけという人は少ないようだ。肴も、変わったものが多く、たとえば、いた だいたのが、山陰名物のやきちくわである。 ここは、焼きミソがお通しとして自動的に出される。ちょっと緩めの焼き ミソであるが、そばの実と大豆の食感が独特の味わいをだしてなかな かおもしろい。 そばがきは柔らかく、そばの香りもあって、悪くない。これはこれで、 酒の肴として十分に楽しめる。セイロそばは、特筆するほどではない が、驚いたのは鴨南蛮である。焼かれた鴨の香りが十分に引き出さ れて、そば汁にとけ、そばに十分に絡んで、これはお勧めである。値 段が1100円であったと記憶しているが、この値段では出色の出来で ある。焼かれたネギも悪くない。鴨と汁とそばが一体となって、抜群 のハーモニーを生み出す。一口すすれば至福のときである。 |
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亀庵・越峠(こえど) 伊勢原市伊勢原3-12-1 11:30〜15:00、17:00〜21:00 水休み 電話0463-93-4580 |