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多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。



1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、 こちらです。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。






蕎麦打ち日記2000年11月分



●2000年11月30日/山形・左沢/やまとの蕎麦


●「やまと」メニュ、入り口、せいろ、かけ

仕事で山形の左沢(あてらざわ:と読みます。失礼)に出かけた。
この周辺一体は、村山のそば街道にも近く蕎麦の名産地であるが
そこまで行く時間がないので、左沢の駅近くの蕎麦屋さんに連れら
れていった。蕎麦は10:1で打っていますとメニュの裏に書かれてい
たので、つまりは外一ということである。太目の香り豊かなそばで、
しっかり打たれている。この蕎麦ならば、店によっては田舎蕎麦と
呼んでいるところもあるだろう。これ以上太いとすすりこむのは大
変なようだ。コシという点ではもうひとつだが、蕎麦としては悪くない。
新蕎麦ならばもう少し、粗い蕎麦らしい香りが欲しい。カケ蕎麦なら
ばと思ったが、こちらも香りはあるが、それも少し薄い。匂いたつよう
な粗い新そばの香りが欲しいところだ。近辺のそば粉かもしれないが、
詳細は不明。



●2000年11月26日/<梶荘>粗挽き蕎麦


●粗挽き蕎麦、右は古川さんの金砂郷100%の水回し

古川製麺所の古川さんとちゃぶちさん、ひまわりさんがお出でになって
蕎麦HPのオーナーのミニオフ会を開催した。当日、酒のアテにおでん
風の煮物を用意し、胡桃亭の粗挽き蕎麦を打っておいた。ご自身は、
ほとんど飲まない古川さん寄贈のおいしい酒と、煮物で飲んだあと、古川
さんが金砂郷産のそば粉100%を打ち、私の粗挽きそばとともに、まあ、
そばに関しては恐ろしい面々に召し上がっていただいた。蕎麦好きとは
いえ、素人ですから,失敗したってそれも一興と思っていましたが、ちゃぶち
さんもひまわりさんもおいしいおいしい……といって召し上がってくださり、
ほっと一息でした。
たしかに、古川さんの金砂郷100%は香りもよく、これは絶品でした。粗挽き
そばも、今回は少し細めに切り、おかげさまで大好評でありました。
粗挽き500g、金砂郷500gを打ちましたが、金砂郷が200gほど残っただけで
なんと、4人で800g、水を入れると1.2キロ、小10人前を食べたことになる。
アキレましたね、正直言って。しかもこのあと、そばっちさんが顔を出して、
誘われて一緒に恵比寿の「松玄」サンに出かけて、さらに大盛り上がり。
のんで、食って、また蕎麦ですぜ。やはり蕎麦は入るものですね。蕎麦づくし
の楽しい一日でありました。



●2000年11月25日/<梶荘>粗挽き蕎麦


●粗挽き蕎麦

残っている胡桃亭の粗挽き蕎麦を打つ。やはり、粗挽き蕎麦は独特の
ねばりと強さ,弾力があって、こたえられない。蕎麦の持つ固さとは違う
また、うどんとも違う特有の弾力があり、カムとともに蕎麦の香りがプーン
と口中に広がる。病み付きにする麻薬のような要素がここにある。
新しい蕎麦の楽しみ方といってもいい。まだ、粗挽き蕎麦の100%を試し
ていない方はぜひお試しあれ。この蕎麦の特徴をよく味わうために、でき
ればちょっと太めに打って召し上がるといいが、お店ではなかなか難しいかな。



●2000年11月20日/<梶荘>100%粗挽き蕎麦を打つ


●粗挽き粉、玉、生蕎麦、せいろ蕎麦、かけそば




●2000年11月19日/玉川学園前/二八蕎麦・大黒屋半右衛門


●100%せいろ

頂いていた那須・胡桃亭さんの粗挽き粉があったので100%で打った。
粗挽き粉の蕎麦を作り始めてみると、食感といい、味といい,香りといい
病み付きになりそうな予感があったが、案の定、蕎麦を打つ際に粗挽
き粉があればどうしてもそちらを打ちたくなる。
この胡桃亭のそば粉は、500gの真空パックを一度開封して半分打った
残っていたのでこれを打ったのだが、香りも抜けておらず、食感もなか
わるくない。桐の条件が良くないので手抜きをして太めに切ってしまった
が、これはやはり細いほうがいいようだ。素人蕎麦打ちとしては、切りを
練習する機会が少ないだけに、これが常に問題になる。こま板の移動と
包丁さばきは手作業なので機会が多いほど上達する。つまり、こればか
りは、練習あるのみ……ということである。
よく、手打ち蕎麦屋さんで若い弟子たちがひまを見てはこま板と包丁捌
きの練習をしている風景を見るが、ボクサーのシャドウボクシングのよう
だ……と感じたことがあるがまさにそのとおりのようだ。
ところが、細く切ってみたら、あの特有の弾力があまり感じられない。
粗挽き蕎麦はつながりにくい、→それを補足するのはさらに難しい→
腕を見せるには細切りにしないと……ということなのかもしれないが、
私は、どうも粗挽きの太目の蕎麦が好きである。ウドンとも違う特有の
弾力があって、かみ締めると蕎麦香りが口中に広がる。これは細い蕎麦
では味わえない感触である。



●2000年11月10日/香港の製麺店の店頭


●中華麺、ビーフン(米粉)、………

所要があって小田急線多摩川園前に出かけたついでに、駅近くに出来
二八蕎麦・大黒屋半右衛門によった。ちょうど、新蕎麦の時期ということ
で、100%蕎麦をやっているというので,これを注文した。どうやら手打ち
ではなく機械打ちをしているようだ。そばが,手打ちにやわらかさと違い、
きっちりと打たれているようだ。蕎麦打ちの技術というよりも、100%蕎麦
を提供するという熱心さを買いたい。コシ,香りどれももうひとつだが、それ
もしかたがない。しかし、こうした蕎麦店で100%を提供するというのはそ
ば文化の発展ということから考えれば、いいことだ。800円という値もいい。
もちろん、二八蕎麦とは違う香りが楽しめることは言うまでもない。



●2000年11月05日/船橋・圓居(まどい)さんのそば祭り


●鶏モツ煮込み、金砂郷町水府村高地産新そば粉100%のせいろ蕎麦
右は、そのカケ蕎麦

駆け足で香港に寄った。滞在したのは昼から翌日の朝までという半日
だが、この間用事が特になかったので散歩に街に出てた。昼に飲茶を
たべて、コーズウェイの市場を散歩していて見つけたのがこの製麺屋
さん。見た目ではなかなか区別がつかないが、それでもいろいろな麺が
あって面白かった。上の写真の右端の中の左にある麺は、長さが5cm
くらいで、ビーフンで作ったもののようだ。あいにくと何に使うものか聞き
忘れたが、イタリア風にさまざまなタイプがあるようだ。
……というたわいのない写真。
「金砂郷産のそば粉100%で打った蕎麦を食べていただく蕎麦祭り
をやります」との案内をいただいて、日程的にどうにも無理と一度
は諦めたところを、何とかやりくりして出かけたのが船橋にある「朝
挽きそば・圓居」さん。最近はあちこちに少しずつでてきたようだが、
それでもまだ千葉・船橋は手打ち蕎麦店の過疎地だ。どういうわけ
だろうか? そんな船橋に、数年前に開店した数少ない手打ち蕎麦
のお店が、圓居である。船橋駅の北口を下車、イトーヨーカ堂の前を
左に進み、交差点を渡って右、2、3分の好立地である。
 小生は横浜から出かける。交通費だけで往復4,000円と少し。酒を
飲んでも支払いはせいぜい数千円弱だから、倍の金額を使うことに
なる。よくもまあと自分でもアキレるが、蕎麦のほかにこのお店には
小生を誘う媚薬が置いてあるのだからしかたがない。なにかといえ
ば、大阪名物のドテ焼きと山梨名物の鶏のモツ煮込みである。永い
サラリーマン生活中に出張が多かったご主人の新田さんが、各地で
味わった逸品から厳選して取り込んだ酒飲み向けの特選品なのだ。
さて、蕎麦である。
11月の初旬に1週間催したそば祭りの今回の売りは、金砂郷町・水
府村高地産の常陸秋そばの新蕎麦を100%使った生粉蕎麦を食べ
られるというという点にある。
鶏モツの煮込みでビールとお酒を1杯飲んだあと、新蕎麦の生粉打
ちせいろをいただく。
10月末に収穫し、乾燥、抜きを経たそば粉を石臼で自家製粉し、60
メッシュの篩で通したそば粉である。全粒分だが、色は綺麗な蕎麦
色。甘皮の部分は篩に引っかかるためかあまり黒さはない。しっかり
した香りが自己主張をしている。さすがに金砂郷産である。口に含む
と、口中で香りが広がる。普段の常陸秋蕎麦よりもコシは強いようだ。
渋みやえぐみといった荒々しい香りがわずかに感じられるのは、まだ、
収穫後の時間が経っていないためか。しっかり打たれている蕎麦は、
田舎蕎麦の感覚に近い気がする。
粘りがあり、香りが強く、粗さが落ち着いていない……という感じであ
る。粗い資質を持った粉を固く(しっかり打つ)と、固いそばができる。
逆に粗い粉を優しく打つことで、微妙な味と感覚がそこから生まれる。
しばらく前に、クラシックギターを弾く友人から、固いギターは強く弾きた
くなるが、固いギターだからこそ柔らかく弾くことで独特の音色が生ま
れるという話を聞いたことがあるが、蕎麦でも同じことが言えるのかも
しれない。
この粗さは、辛ツユを少しつけて食べるせいろよりも、カケ蕎麦のほう
がいいかもしれない……と思い、急遽カケ蕎麦をいただいた。暖めら
れたことでそばの香りがにおい経つように充満する。蕎麦の持つ粗さ
が、ちょっと辛めのカケつゆを絡めることで和らげられて、口に含んだ
とたん、思わずめまいを起こすほどの充足感である。蕎麦好きにはい
ても経ってもいられる至福のときであった。
若さと粗さを隠さずに主張する金砂郷産の新蕎麦の生粉打ち……蕎
麦としては落ち着いた1月頃の方がおいしいようだが(新田さん)、新
蕎麦は新蕎麦で一度おすすめである。



●2000年11月03日/アツアツ釜揚げ生姜うどん

蕎麦を打つときのつなぎに使うのは、特別に小麦粉が手に入らない限り、
たいていは町田/富沢商店の中力粉「白椿」である。これでうどんを打っ
ても、しっかりした力のあるうドンが打てるので気にいっているのだ。久し
ぶりで、これでうどんを打つ。ネギと生姜をたっぷりと入れたアツアツのう
ドンを食べようというのである。
そばとウドンを比較すれば、9:1くらいで蕎麦に軍配を上げるほど蕎麦
好きだが、唯一うどんでどうしても食べたくなるメニュがあるのだ。これは
店で食べられないので、結局、自宅で乾麺を茹でて食べることになるの
だが、今日はうどんを打つところからはじめてみた。
私は、このメニュはどの乾麺でもいいというわけにはいかないのだ。……
というほど気にしているのは私一人のようだが、このメニュを食べるときに
は、どうしても、乾麺にも拘ってしまうのだ。食感がぜんぜん違うからだ。
もったいぶっているようだが、たいしたことはない。
なにかというと、いってみれば熱い釜揚げうどんを、たっぷりの生姜とネギ
をいれたアツアツの盛りツユで食べる……というものである。タイトルの、
釜揚げ生姜うどん……というのはその意味である。これを最初に食べた
のは、友人のTさんの家で、五島産の乾麺をこれで食べさせていただいた
のが病み付きになったきっかけだった。
なぜうどんの種類にこだわるかというと、釜揚げで食べるために、ある程度
しっかりした、なかなか煮崩れしないウドンでないとだめなせいだ。私が
これまで食べた中では、五島うどん(地獄炊きと呼ばれているようだ)か、
南部うどん……という銘柄のウドンが気に入っていて、いつもこれで食べて
いた。これ以外でやった記憶はないほどである。
作り方は簡単、ウドンを茹でている間にたっぷりのネギをきざみ、生姜をすり
おろしておく。どちらもたっぷりがポイントである。同時に盛りツユを暖めてお
く。茹であがったウドンをそのままテーブルに出し暖かいモリツユに、たっぷり
とネギと生姜をいれて、熱いうどんをつけて食べる……といういたって簡単な
ものだが、大汗をかくこと請け負う。風邪をひいたときなど効果テキメンの、冬
ならではの食べ方である。
ネギと生姜の刺激が、慣れるとここちよく、病み付きになるメニュである。
いちどやってみてはいかがでしょうか。普通の乾麺で十分でしょう。



●2000年11月01日/多摩の蕎麦
(国分寺在住 吉澤 憲治)さんの情報

武蔵野ご陵近くの寺で墓参りをし、 御陵入り口そばの とろろそば「むさし庵」
にいく。 「むさし庵」は手打ちではないが、味+コストパフォーマンス+家族労働
の雰囲気のよさなど、とても満足の出来る店です。
墓参りと「むさし庵」はセットになっていて、切り離せない。

よく見ると、改築されていて、9/27新装開店となっている。3日あとだ。
どうせならお彼岸に間に合わせてほしい。
おなかの空いていたわたしはNETで見たことのある、八王子 工学院近くの
ラーメンやを提案したが、「わたしのからだ全体がおソバモードになっている」
というカミサンの一言ですべて決まりです。
「カミサンの声は神の声」 逆らえないのです。
甲州街道をキョロキョロしながら、めぼしそうなところがないか物色するが、
わかろうはずも無く、それならば地元の西国分寺に戻って、梶さんのページで見た
「潮」にいってみよう。 梶さんのページをみて行くのは、5月の「日野館」
以来、2回目となります。

以前、親子探検隊おとうさん会のT氏(フリーカメラマン)に「潮」のことを聞くと
「あそこはそばやと言うより、飲み屋とか料理屋に近いのでは、そばやなら
国分寺郵便局ならびバス通り裏の「きぬたや」が良い。電話してから来るように
店の前にかいてあるけど大抵はいれるよ」
1度「きぬたや」に行ったことのある実家の兄は「うまいけれど、1枚1000円で
2枚目から700円だからなあ。」
2時過ぎに「潮」に着く。
6・7人の先客がてんぷらを肴に冷酒などを飲んでいる。 あとから入ってきた
若いカップルも、もろこしてんぷらにお酒を頼んでいる。クソ−そういうシステムか
うちは神様がついているから、酒はたのめず、せいろ4枚だけだ。
カミサン「おいしかった。量もちょうど良い。飲み会に使える」
むすめ(中2)「わたしはそばより、うどんのほうが好き。」
(ちなみに、このむすめが3歳のころ国分寺南口「一之屋」(市川一茶庵系、川越の
「はすみ」とメニューが同じ)でおそばが運ばれてくると大きな声でバンザイをした)
むすこ(小6)「別に・・・。うまいけど」
(ちなみに、このむすこが3歳のころ小淵沢の観音平に年賀状の写真を撮りに行き
帰りに、「翁」に寄り、一時間半外で待って、せいろと田舎を食べました。もっと欲
しかったわたしは、むすこの前のザルに箸をのばすとダメと手で覆って確保された)
ワタシ「もっと、オソバを! さもなくば我にドンブリ一杯のソバユを与えたまえ」

八王子から「潮」に来る車中、カミサンが
「国分寺で以前やっていたお店が、そこをたたんで、西国分寺の近くの府中街道をす
こし入ったところにお店を開いたんだって。  そこはご主人が無愛想で、量がとに
かく多い」という職場情報を話した、ピンと来ましたね、以前太陽かなにかで見た、
消防署近くの「ふるさと」に違いない。

と言うわけで、9/30(土)自主出勤の会社帰りに「味」に行く。
府中街道を西国分寺駅から北へ100Mほど上がり、右手に東福寺と「味」の
看板のところ(夢庵の手前)を、武蔵野線をくぐるように左にまがり、
畑のあいだを50〜60メートル行くと、ユーキの違法建築風変則4階建てが
あらわれる。その建物の半地下に「味」がある。

並 (そば・うどん) 700円
大盛(そば・うどん) 800円
合もり 900円
初回なので、もり並を注文する。
丸い皿の上に、四角い小さめザルが載っていて、そばがこぼれるほど盛ってある。
薬味はやや乱雑に切られたネギ・わさび・すりごま。
「味」のねぎはやや乱雑であるが、独特の風味がある、こくがある。
盛られたザルには深さがあり、短めのそばを、つまんではすすり、つまんでは
すすりしてもなかなか減らない。汲めども汲めどもわきでてくる。
それでも、アッと云う間に食べ尽くし。オヤジをアッといわせる。

翌週の土曜日、こども二人を連れて「味」にいく。家から歩いて6・7分で行ける。
1時を回っていた。男の先客がいて、大盛が運ばれると、マインで買ったのか
かき揚げてんぷらの2枚はいったパックをとりだし、てんぷらを寄せて空いた
スペースに大盛の半分ほどを押し込んでいた。 この男は常連らしくオヤジと
親しげに話をしている。 
うどんの薬味には、わさびはなくおろししょうがついてくる。
うどんはやや茶色がかっていて、かなり太く、そばよりくねくねと長い。

コストパフォーマンスに味覚のひきずられるワタシのような方は
評判になるまえにぜひたずねてみてください。
(吉澤 憲治)



●2000年11月01日/岩手の蕎麦
(国分寺在住 吉澤 憲治)さんの情報

私のそば打ち経験は、梶さんが「はじめて20分で食べられる」
を頼りに、4・5回やってみただけで、まともに繋がったのは
道志の山小屋でうどんのついでに、7:3くらいで打ったときだけです。
1度、そば打ち体験教室にでも行ってみようかな、と思っていたところ
9/23 阿佐ヶ谷の区民センターで「岩手県フェア:そば打ち体験」
があり、そこにもぐりこむ事ができました。

岩手県の葛巻町にある 水車そばの店「森のそば屋」から
実年のおばさんが5・6人きて指導をしてくれました。

水車引きのそば粉 500g(大きな石臼を水車でゆっくり挽いたもの)
全卵----1/2個
豆腐----1/3丁
熱湯----100cc

そば粉300g見当をボールに入れ、くぼみをつけ熱湯を100ccいれる
箸で回しながらそばだんごをつくる。小さめの丸いおむすびほどの大きさ。
だんごを端のほうに寄せ、こんどは豆腐1/3を手でグチャグチャつぶし
卵1/2も混ぜて大きめのそばだんごを作り、このうえに先ほどの小さい
だんごを乗せて、一緒に捏ねていくのですが、手はそば粉がべっとり付いて
しまう。 
空けていないそば粉を少しずつボールに入れて、玉の下から捏ねこんでいく。
手にくっついたものもそば粉でこそげ落としながら、こねて行き、15分もすると
だんだん玉もまとまってきて、硬さも増してきて、かなり力を入れなければ
ならない。 からだも段々と暑くなる。
菊もみとかへそだしとかは全くわからず、フーフー言いながらただ闇雲に
捏ねまわすが、なかなかOKが出ない。 ほかの人(10人ほどが体験
に来ていた)もおばさんに手伝って貰ったりしている。もったいない。
わたしがハゲ頭に湯気を立ててやっていたこの作業を、指導のおばさんは
1K程の粉を使って軽々とやっています。
やっと、つぶしと延しの段階になる。麺棒でのしていく、自分ではかなり薄く
なったつもりでも、「もっともっと薄くしろ」と言う。均一に薄くしたいがなかなか
そうはいかない、破れてきたり、乾いてもくる。
それでもなんとか畳んで、手ごまで出来るだけ細くきる。そば包丁を初めて
使う、あまり切りやすいものではないのだな。
じぶんで打ったものは、2パックおみやげになる。
おばさんの作ったものが試食用となる。
地域センターの調理室の弱い火力とぬるい水で、ゆでて締めたのですが
そばの薫り高く、とてもおいしい。 火力が弱く、1人前ずつつくり、みんなで
分けて食べる。 何回もおかわりをする。 捏ねの作業で心地よく疲労し、
おなかもすいていて、とてもとてもおいしい。素朴でとてもおそばらしい。
(吉澤 憲治)







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