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多くの心優しき奇特な方々の犠牲のもとに成りたっている
「蕎麦打ち&蕎麦食べ歩き日記」であります。



1998年4月以来、ここに登場する全蕎麦屋さんの索引は、こちらです。
日記に掲載してあるお店が、県別にひけます。




蕎麦打ち日記2000年5月分



●2000年5月20日<小淵沢総まくり>


安田晶さんからいただいたメールですが、
感動的な小淵沢のそば総まくり……です。どうぞご参考に……。

実は、今日、ロケハンで小淵沢近辺に行ってきました。
蕎麦屋に7軒、7食。正直、気持ち悪いです。
お蕎麦に失礼だなぁ〜と思いながら、仕事なもので・・・・・。
7軒中、良かったところは4軒かな?
まず、翁へいきました。早く行ったのですいていました。だから良かった。
その後、2軒は後悔しました・・・・。
そして、甲斐大泉と甲斐小泉の駅の間の所(泉ライン)の「GO−SOBA」
という、ログハウスの蕎麦屋に行きました。「パイの家」の隣です。
去年の3月にオープンしたばかりのお店で、脱サラしたご主人が1人でがん
ばっているお店です。2・8くらいで打っているそうです。ご主人は、優し
さと謙虚さのあるイイ方でした。
是非どうぞ。電話は0551-38-4835です。
それから、今度は大泉村役場の近くのペンションを借りて、去年からやって
いる「さかさい」というお蕎麦屋さんがあります。
ここのご主人も脱サラして、去年の春からやっています。
蕎麦は、野麦といい勝負の細さで、野麦よりも歯ごたえ、腰があります。
蕎麦つゆも、塩分が強くなく、なかなかでした。9.5割で打っているそうです。
かなり個性のある面白いご主人で、ここのご主人は、今までも蕎麦屋の主人の
概念を覆される位の、珍しい感じの人でした。
私の父の目にそっくりで、蕎麦じゃなくてもやっていける自信の眼をしていました。
あんな、蕎麦屋のご主人は初めてです。ウム。
今後、研究していき、もっと美味しくなりそうなお店でした。お薦めでございます。
電話は0551-38-2592です。
その後、長野・富士見町の駅近くにある「にしむら」さんに行こうとしましたが、
売り切れ終了でした。
実は今回、この店が一番期待していた店で、洋風な外観、店内はジャズが流れ、
9割の蕎麦をかなり頑固な脱サラご主人が蕎麦を打たれているということです。
今後、又行ってきます。
そして、同じ富士見町の「新次そば三井」さんに行きました。
ここは、梶さんも行かれたと思います。田舎の民家で80歳にもなるおばあちゃんが
1人で10割蕎麦を打っています。量も多めでした。ホッとできるお家です。
そして、それから小淵沢の「萬吉」さんにご挨拶だけし、
最後に長坂の白井沢という所の林の中に「月舎(つきや)」という、
女性2人がやっているお店です。せいろは7割らしく、その他に十割蕎麦が
あるのですが、もう売り切れでした。
食べてみたいです。十割を。電話は0551-32-6664です。
とまぁ、7軒いただきました。



●2000年5月14日<安田 晶さんから>

実は、今日、秩父に行ってきました。
行かれたことがおありの、「こいけ」に行きました。
十割で自家製粉していることだけあって、香りがよく
値段も、同じレベルの店と比べて安く、久々に感動しました。
正直、それなりに有名のこだわりの店に行っても、あるレベルを
超えると、美味しいのかそうでないのか、分からなくなる時があります。
今日の、「こいけ」は素直に旨いと言えました。
お蕎麦って、新蕎麦の時期とか、その日の出来が違うので、
正直、1度では分かりませんね。
その後、秩父鉄道で、蕎麦の村「荒川村」へ行きました。
何軒か、食べたいところがありましたが、あいにくお休みでした。
荒川村には、10軒近くの昔ながらのお蕎麦屋さんがあり、
その他、20軒ある民宿・旅館のうち半分が、予約をすれば
お蕎麦だけ(手打ち)食べさせてくれるのです。
「武州中川」という駅から歩いて15分くらい果実園を歩いたところに
「三原」という民宿も予約をすればおばちゃんの手打ち蕎麦が食べれます。
1人1000円で食べ放題。天ぷらなどもつくそうです。
是非、大人数で行ってみて下さい。
秩父は蕎麦とホルモンがなぜか多いそうです。
帰りにホルモンを食べてしまいました・・・・・。

長野の山の中(飯山駅から車で15分くらい)にある馬曲温泉(まぐせおんせん)の
手前にも「山愚」という十割蕎麦の店があります。
もともと東京で居酒屋をやっていたご主人で、とても細い蕎麦です。
野麦の次に細かったです。
そこの蕎麦つゆが濃くて、江戸前を感じることができます。
今まででも、かなり濃いつゆでした。
これも好みですが、濃くて3分の1くらいつければ充分の濃さが私は好きです。
機会があれば、行ってみて下さい。温泉もいいですよ。
(安田 晶)

●5月13日
福島の宮古に、4月に行きました。会津の唐橋さんのお父様の
「なかじま」に行きました。
私のお勧めは、丹波篠山の「ろあん松田」と松江の「ふなつ」と・・・。
お蕎麦って何処が一番とはなかなか言いがたいですね。
食べに行った時期にも年にもよりますし・・・・。
でも、大好きです。
年の割には(現在27歳)、全国結構食べているのではないでしょうか?
熊本にも、そば街道という所がありました。(偶然ロケ中に見つけたのです)
まだ、知られていないようです。会津の唐橋さんに教わったというお店で、
九州らしく、椎茸のだしがきいていました。
(ちょっと、強すぎたような気がします)

小淵沢の「萬吉」も好きですし、黒姫の「ふじおか」も魅力あります。
阿佐ヶ谷の「庵」も四谷の「蕎麦善」のかき揚げも大好きです。
今一番、行きたいのは、奈良の「玄」と大阪の「天笑」というところ。

奈良に行ったときに、行こうとしたのですが、1人ではダメということで
行けませんでした。
又、個人的に、情報をホームページで拝見させていただきます。
松江の「ふなつ」と境港の「平田屋」にも行ってみて下さい。
(安田 晶)

●2000年5月12日/田中駅前「ゆうふる田中」


●意外だったざるそば(右)

長野県の上田で夕方に仕事が終わって、東部町に住む友
打ち合わせようということになって、それならばついで
に風呂にでも入って……ということで、待ち合わせたの
しなの鉄道田中駅まえにできた「ゆうふる田中」という
町営の温泉施設。ここで一風呂浴びて一杯飲みながら打
ち合わせをというわけ。
最後に食べたのがこのざるそば。こういう所で食べるそ
ばに、もう一度食べたいと思うものは少ないが、ここの
蕎麦はしっかり打たれていてコシもあり、そばの香りも
あって悪くない。そばの締まり具合からみると、機械打
ちだろうが、値段も手ごろで、ビールの後の締めとして
は文句はない。



●2000年5月10日/小田原市・「星月」


●左から板わさ、あんかけ豆腐、ざるそばとメニュ

以前大井松田にあった星月さんが、小田原に移ったと聞
いて一度行こうと思いながらなかなかその機会がなかった
が、たまたま小田原に出かける機会があったので探して
出かけてみた。場所は小田原−厚木道路を行って小田原
東の出口を降りてすぐ。あいにく西出口まで行ってしまった
ので戻りつくまでが一苦労であった。店は、和洋折衷風
というか、最近はやりの和風だけではないスッキリした
作りである。昼の営業時間が午後3時までと遅くまで開
いているのが助かる。
さて、とりあえず板わさ(500円)とエビ天ぷら(1,000円)
あんかけ豆腐(500円)で丹沢山の冷や(800円)を飲む。
そばは、ざるそば(800円)と鴨南蛮そば(1,500円)を
いただく。星月さんのそばは、蕎麦は他に例を見ないほ
どの優しく打たれたそばで、それに予想外の辛目のつゆ
がマッチして独特のうまさであったのを記憶していて、
それを楽しみに出かけたが、今回はちょっと予想が外れ
た。蕎麦は確かにやさしいが細切りになり、つゆの辛さ
も影を潜めて、普通の蕎麦屋さんの組み合わせ……とい
う感じになっていたのである。優しい蕎麦はそばにボリ
ューム感があってはじめて感じられる物なのかもしれな
い。たとえば、太い毛糸は柔らかさは感じられるが、そ
れが極細になるとフワフワ感がなくなって優しさは余り
を感じられない……そんなイメージだろうか。汁も辛さ
があまり感じられなかった。この蕎麦にはこれが合う…
…という諸星さんの感覚での組み合わせなのだろう。こ
れはこれでいいのだろうが、かつての星月さんの味を懐
かしいファンには、一寸残念だった。
どんなそばを作るかは、蕎麦粉にもよるだろうが、再度
次回に期待したい。

鴨南蛮そば






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