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1年ほど前に小諸の友人にプレゼントされた60cmの白 木の捏ね鉢を便利に使っていたが、加水して粉を捏ね るたびにどうしても粉が鉢に粘着する。そのたびに指 でこなをはがすようにするのだが、へばりついた粉を はがすのがなかなか面倒で困っていた。そんなときに おりよく、京極民人さんといいう方から、捏ね鉢に漆 を塗るのは難しくない、丁寧にやればできます……と メールをいただき、いつかやってみたいと想っていた のだが機会がなく、やっと最近になって時間もできた ことでもあり意を決して挑戦した次第。といっても正 式な漆ではなく合成塗料の漆。はやりのカシュー塗料 の類いである。砥粉を塗って、サンドペーパーをかけて 薄目液を40%加えた薄い漆を塗り、20%加えたちょっと 濃い目を塗り、10%加えた漆をその後3度ほど塗って、 出来上がったのが上の写真。注意書きには小さな気泡が 入りやすいから気泡が入らないように丁寧に塗る事…… と書かれていたが、購入してきた安いハケでは、どうし ても無数の微細な気泡が沢山付着してしまう。懸命に つぶしながらの作業だったが、素人の悲しさ。丁寧に という根気が続かず、仕上がった状態では小さな気泡が いくつかできてしまったが、実用上は問題無し……と観 念して、一応完成……とした。 約1週間乾燥させているが、まだ少し匂いがあるような 気がするので、もう1週間ほど待って使ってみようと思 う。楽しみである。しばらく経ったら、下側を黒い漆で 塗ろうと思っている。 |
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昨年の12月10日に始めて出かけた新橋にある京都の蕎 麦屋、竹邑庵太郎敦盛に行き、前回食べ損なった皿そ ばこの店で追っかけ蕎麦と呼ぶものを食べた。皿蕎麦 は兵庫県の出石が有名だが、そんな感じの蕎麦である。 粉は挽きぐるみで、蕎麦の色は写真のように真っ黒。 これを木の御椀にネギをたっぷりいれ、その上にすり おろした山芋と卵を入れて、上から蕎麦汁をかけて食 べる。あつもりは、蒸してあるためにコシは余り感じ られないが、皿そばの方はコシが感じられる。蕎麦特 有の固さもあり、悪くない。表の看板には「黒そば」と 書かれているが、どうして色が黒いのか、どこの蕎麦粉 を使用しているのかなど詳細は不明である。 あつもりは、生蕎麦をセイロに盛り、積み上げて下か ら蒸したもので、熱い状態でいただく。汁は、皿そば と同様にネギや卵が入ったお椀に、こちらは熱い汁を 注いで、これに蕎麦をつけてたべる。冷たいせいろ蕎 麦はあまり弾力がないが、蒸したあつもりそばは弾力 があって絡んでいる蕎麦を引っ張るとかなり伸びる。 これを見ていると蕎麦がいかに弾力を持っているか、 冷やす事で弾力をなくしているか……を知ることがで きる。皿蕎麦は小さな皿が5枚、あつもりは一斤が950 円である。皿蕎麦は追加1枚100円である。 お店の詳細情報は99年12月分(991210.html)をご覧下 さい。 | ![]() |
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長野出身の友人がたまたま帰京する用事があったので 帰京したがついでに地元で買ってきたので土産に…… と長野産の蕎麦粉を持ってきてくれた。買った時に、 聴いたところ長野産と言う事だけで、それ以上詳しく は分からないという。とりあえず打ってみる事にした。 粉を篩にかけて見たところ、上の写真のように殻の破 片が沢山混じっている。これを見たところ挽ぐるみの 全留粉のようである。粉の素性が良く分からないので、 とりあえずは二八蕎麦で打ってみることにして、秩父 産の小麦粉を20%程混ぜてみる。打った結果が上の写真 である。できあがった蕎麦は、蕎麦の香りもそこそこ あって、年度もまあまあある。これは間違いなく国内産 のものではないかと思われる。 長野というと、諏訪湖のミズが蒸発して水分となって 地表に舞い下り、空気が冷却されるとともに霧となっ 地表を覆う。そんな霧の下で栽培される霧下蕎麦が有 名だが、そこまではいかないにしてもそこそこの蕎麦粉 であることはよくわかる。蕎麦粉としては上出来である。 | ![]() |
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神田の老舗「まつや」で修行したというご主人が始め たお店が横須賀「まつや」。場所は京急の横須賀中央 駅を下車して直進し、米が浜の共済病院の方に右折し て100mほそ進んだ左側。新しいお店で、30人ほどが入 れる。 メニュもまつやと同様で、そばはまつやそのもの。名 物の厚焼き卵や酒で打った独特の太い打ちなどを作っ ていただけるかどうかは、不明だが、蕎麦を食べてい る限りは神田の本店とまるで同じだ。久しぶりでおか め蕎麦を食べてみた。おかめそばは、いわば五目蕎麦 で、蒲鉾や椎茸、タケノコ、人参……などが入った暖 かい蕎麦だが、単に五目といわずにおかめというとこ ろがやはり日本流、上記の材料を使って福ならべのお かめもどきに並べたものである。上の写真を拡大して よく見ていただくとそれなりにお分かりいただけると 思う。顔を上からみたところか。卵がまゆげで、なる とと椎茸が左右の目、タケノコが鼻、蒲鉾がほっぺた 麩が口……という具合である。最近の蕎麦屋さんはこ うした事を忘れて、中華の五目蕎麦のように出してく るケースも少なくないがこうした楽しみが是非残して 欲しいものである。 |
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10月に秩父に出かけた折に買ってきた地元産の蕎麦粉 を試す機会がなかったが、挽いてから3ヵ月も経つの で、ソロソロ限界と思い二八そばで打ってみた。量は 400gだが、ビニールの袋に入れられて、生産者を明記 するラベルが貼付されていて、そこには生産者名とし て江田○○という名前が書かれていた。400gというの は量としてはなんとも中途半端な量だが、二八で打つ となると20%のつなぎを入れる。あと100gを入れると 合計500gで二八蕎麦になるという便利な量だというこ とに気がついた。意図したわけではないだろうが、う まくできているのに感心した。 粉そのものはなかなかいい粉で加水時にも香りがあり、 延し、切り……と問題はない。でできた蕎麦が、上の 写真である。完成時で、荘料約700gほど、まあ4人前 というところだろうか。約200gをセイロとカケそばで 食べた。 できあがった蕎麦は、さすがに挽いてからちょっと時 間が経ちすぎていると言う事もあって、香りは少しな くなっていたが、コシといい香りといい蕎麦と呼ぶ資 格は十分で、さすがに国内産の蕎麦粉だけの事はある と感心した。近年は、秩父の蕎麦粉も少なくなって…… というよりも、需要が多くなって、地元の蕎麦屋さん でも十分に使う事もできず、栽培農家もとても需要は 賄いきれないという。 |
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